少女星間漂流記
発売日 :
2024/03/08
ふたりぼっち、安住の星を探し求めて宇宙旅行。
「次こそ住める星だといいな」
馬車が銀河を駆けている。馬車を模した宇宙船が。乗っているのは、この風変わりな宇宙船を造った科学者・リドリーと、相棒の内気な少女・ワタリ。環境汚染で住めなくなった地球を後にして、二人は馬車を走らせる。目指すは、地球に代わる安住の星!
けれど、二人が訪れるのはどれも風変わりな星ばかり……。死者を生き返らせることができるという神のいる星、運が良い人間ほど偉いとされる星、無数の図書館から成る星……変わった星々に、少女たちは翻弄されながらも強く生き延び、楽しみ、そしてまた別の星へ。
二人は今日も、広い宇宙を旅している。
馬車が銀河を駆けている。馬車を模した宇宙船が。乗っているのは、この風変わりな宇宙船を造った科学者・リドリーと、相棒の内気な少女・ワタリ。環境汚染で住めなくなった地球を後にして、二人は馬車を走らせる。目指すは、地球に代わる安住の星!
けれど、二人が訪れるのはどれも風変わりな星ばかり……。死者を生き返らせることができるという神のいる星、運が良い人間ほど偉いとされる星、無数の図書館から成る星……変わった星々に、少女たちは翻弄されながらも強く生き延び、楽しみ、そしてまた別の星へ。
二人は今日も、広い宇宙を旅している。
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 770円(本体700円+税)
- ISBN: 9784049151374
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電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
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なっぱaaua2024/04/296615編の短編。地球が滅亡して馬車型宇宙船で次の移住先を探すリドリーとワタリ。宇宙にはいろいろな人種が居てなかなか移住先は決まらない。多くの方が「キノの旅」の宇宙版と書かれているがまさにそう(アニメ視聴)。ロードムービー的な感じです。「本の星」「精の星」が個人的には好み。最後の「夏の星」がさもありなん的な話になっている。地球が滅亡したからこそ、そういう話があって良い。むしろ救われる話になっている。受け手にとっては好き嫌いが別れそうだが、こういうショートショートがあるのはとても嬉しい。
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kou2024/07/1664ネタバレあり面白かった。どの話も短くサクッと読めるのに、ドキドキ&ワクワク、そして、そこに毒味が混じっており読み応えがあった。ざっくり言うと『キノの冒険』みたい(笑)。「夏の星」は分かっていてもホロッときてしまった。何気にあとがきも濃かったね。続編も早く読みたい。
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よっち2024/03/0843移住できる安住の星を探し求めて、馬車を模した宇宙船で風変わりな宇宙船を造った科学者リドリーと、相棒の内気な少女ワタリがそれぞれ特徴ある星々を訪れる連作短編集。環境汚染で住めなくなった地球に代わる安住の星を探し求めて馬車を走らせるリドリーとワタリ。死者を生き返らせることができるという神のいる星、運が良い人間ほど偉いとされる星、無数の図書館からなる星など、一見安住したい思える星の様子と、それぞれが抱えるもうひとつの一面が描かれる展開で、時には翻弄されながらも楽しみ、生き延びる二人の絆がとても素敵な物語でした。
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シノミヤユウ2024/06/1935面白い!安住の地を探し、星々を巡る少女二人。特技で助け合い、深い親愛を向け合う彼女らがピンチを切り抜けるハラハラ感と、星での生活を垣間見た後の、苦かったり、ほっこりしたりする後味に引き込まれました。旅する少女らが出会う星々はどこも独特で、けれどあり得そうな納得感もあり、短い1話で軽食を摂ったような満足感。そして読めば読むほど、二人がお互いを真摯に、大切に想っているのが見えて、胸がいっぱいになります。淡々とした語り口で紡がれる、時にシビアで時に温かい冒険譚でした。
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ひぬ2024/07/1331ネタバレあり【電子】安住の星を探す二人の少女・リドリーとワタリの旅を綴ったロードノベル。目次も星座みたいになってるところも洒落てて好きです。色々と印象に残る短編はありましたが、その中から選んで感想を。「焔の星」蔦からなぜ焔の星になるのかと思ったらそうきたか。これは切ないな…「話の星」最後に第四の壁を突破してきた感じ。「環の星」豚が予想の斜め上。これは笑えました。各々の星、表面的な物事だけではなく、裏に必ず何かが潜んでいるところが面白かったです。割と切ないのが多め。最後の星は締めらしくて良い感じでした。
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