テレキャスタービーボーイ
発売日 :
2024/02/24
超ヒット楽曲がボカロP本人の手でノベライズ!
軽音部に所属する高校生の楓月は、周囲の環境にうまく馴染めず、目標も定まらない自分自身にモヤモヤを感じていた。
そんなある日、好きなバンドのライブに初めて参加したところ、姉の友人である飛鳥と出会う。飛鳥は保育士の専門学校に通いつつも、かつて打ち込んだ音楽の道を諦められずにいた。
閉塞した日常に息苦しさを抱いていた楓月と飛鳥。意気投合した二人はバンド活動を始めるが、様々な障害が立ちはだかり――。
友達、家族、大人、好きな人。
人は誰かを理解しようとする。
誰かに理解して欲しいと思う。
その過程で、ちょっと好きになれる自分を見つけ出す。
そんなある日、好きなバンドのライブに初めて参加したところ、姉の友人である飛鳥と出会う。飛鳥は保育士の専門学校に通いつつも、かつて打ち込んだ音楽の道を諦められずにいた。
閉塞した日常に息苦しさを抱いていた楓月と飛鳥。意気投合した二人はバンド活動を始めるが、様々な障害が立ちはだかり――。
友達、家族、大人、好きな人。
人は誰かを理解しようとする。
誰かに理解して欲しいと思う。
その過程で、ちょっと好きになれる自分を見つけ出す。
- レーベル: MF文庫J
- 定価: 748円(本体680円+税)
- ISBN: 9784046834683
MF文庫Jの新刊
みんなのレビュー
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よっち2024/02/2332周囲の環境にうまく馴染めず、目標も定まらない自分自身にモヤモヤを感じていた軽音部所属の高校生・楓月。好きなバンドのライブに初参加した彼が姉の友人・飛鳥と出会う青春小説。男らしさに対する違和感や心と身体が一致しないのではと悩む楓月。保育士の専門学校に通いつつも、かつて打ち込んだ音楽の道を諦められずにいた飛鳥。閉塞した日常に息苦しさを抱いていた二人が意気投合して、バンド活動を始めたものの様々な障害が立ちはだかる展開で、身近な人にこそ理解してほしいと願う心の渇望に向き合ってゆくとても素敵な物語になっていました。
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わたー2024/03/0425★★★★★これだけは言わせてほしい。表紙でハートマークを作っていたら、この二人のボーイミーツガールだと思うじゃん。でも、予期せぬ方向に広がっていって、それが面白かったのだから問題なし。自身をマイノリティだと感じ、普通を強いる環境に閉塞感を覚えている2人の主人公が、とあるアーティストのライブをキッカケに出会い、バンド活動をしいく青春小説。原曲を知らずに読んでみたが、コラボ小説だと言われなければわからないほど物語単体で完結していた作品だったと思う。人間は社会的動物であることから、
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サキイカスルメ2024/02/2820原曲の歌詞はトゲトゲしててカッコいいイメージだったので、こんなに優しいお話がくるとは思ってなくて驚きました。世界の冷たさとか、普通ではないことへのしんどさとかが切実に辛かったですね…。でも悩んでもがいて、敵対的な結論ではなく友好的な希望のある結論なのが好きでした。
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碧海いお2024/04/1014ネタバレありyoutubeの楽曲のノベライズ。歌詞にカニバリズムなんてあるので、不穏に思っていたのですが、1巻完結のライトノベルとしてよかったです。 色々と悩む年頃ですが、その様子がよく書かれている。人間関係を大切にしようというのは成人してからも思うことで刺さることがありました。 今時、親まで登場をする高校生の日常なんて珍しいですね。 MF文庫Jっぽくはないですが、ラブコメ、ファンタジー以外のライトノベルを探している方にいい話です。
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凜音2024/02/2513読了 飛鳥と楓月。 二人の登場人物の視点で書かれていく 世の中の"普通"の"息苦しさ"。 音楽を通してそれぞれの在り方に生き方に、葛藤しながら進んでいく様子が素敵な物語でした。 伝えたい想い、伝わらない想い。 そういったもどかしさの中で必死に生きていく登場人物達の成長譚だったので、面白い!や、楽しい!って感情よりは、しんみりと浸るような、 当たり前のとらえ方や、人と人との違い、相互理解の大切さ。 自分の目線が狭視にならないように、 数多ある価値観を受け止められる受け皿が出来るといいななんて感じました。
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