絶望系閉じられた世界

発売日 : 2005/04/25
高校生・杵築が体験する異常で不条理な七日間――。
この世には、うんざりすることが多すぎる。たとえば、八月なのにやたらに涼しいとか。呼んだ覚えのない者たちが突然部屋にやってきたりとか。その連中が何を言っても出て行こうとしないこととか。あるいは、幼い頃から知っている馴染みの少女が連続殺人犯だったりとか。鬼才・谷川流が贈るブラックな実験作、解禁!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 605円(本体550円+税)
  • ISBN: 9784840230216

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みんなのレビュー

  • miroku
    2015/01/05
    さすが谷川流というべきか・・・。なんとも救いのない話だ。しかもエロ会話の凄さはラノベの限界を超えているような気がする。よくこれを出版したなぁ・・・。
  • tokkun1002
    2013/09/02
    初、谷川流さん。天使、悪魔、死神、幽霊、烏衣巳輪、烏衣カミナ姉妹。杵築、建御。絶望系とあり、章は1日目から7日目で終わる。少しミステリでショッキングなサスペンス。そしてサイコなライトノベル。中1はどうか…
  • サイバーパンツ
    2017/02/28
    エンタメ的に読んで楽しいものではないし、キャラや会話を無理にラノベっぽくしようとしているせいで、若干上滑りしている。それに脈絡がなく、支離滅裂で読みにくい。そんな変な話ではあるが、後半から怒涛の勢いで繰り広げられる中二的・思弁的な論争はメフィストっぽくて結構面白かった。ただ、これ系のやつが好きな人以外には、あまりおすすめはしない。
  • スー
    2018/10/15
    ネタバレあり
    自分の部屋を天使、悪魔、死神、幽霊に占拠された建御は、友人の杵築と共に幽霊の死因を探る事になるが、背景には連続猟奇殺人事件があり、そこには幼馴染のカミナの影が。「絶望で地を満たすために」狂っているのは彼女なのかそれとも世界なのか…作者らしい思考実験要素が多目な重めの物語。死後の霊魂が二束三文で売り飛ばされるとか衝撃の世界観ではありましたが、存在意義とか意味とかは結局相対的なものなのでは?ごく利己的な観察者が居なければ評価などありえないのですから。読後感は決して良くありませんが惹きつけられたのは事実。
  • ファーラス
    2012/05/05
    電波文に見せかけた、渾身のライトノベル業界批判。なるほど、電撃から谷川先生の棚が無くなってしまったわけだ。狂人は作家、天使と悪魔(らしき人達)は担当編集、死神は版権ビジネス関係、幽霊は作品・作中のキャラクターの比喩である。絶望系・綴じられた世界とはライトノベル業界・市場そのもの。悪魔・天使が二人同時でないと召喚されないのは、作者が一社の受賞で角川・電撃の二社同時デビューを果たしたパロディだ。随所に挟まれる創作メタ発言は、本旨へのヒント。以下コメント5つに続く。