華那国後宮後始末帖

発売日 : 2024/01/13
後宮を解体せよ――。一介の宮女が元婚約者の陛下とともに難題に挑みます!
 後宮の宮女・翡翠の日常は突然一変する。反乱が起き、新皇帝が後宮全員の死罪を宣告したのだ。決死で抗議に行った翡翠は、思いがけず元婚約者の旺柳と再会する。
 旺柳は憤る翡翠をなだめつつ内心焦っていた。――彼こそ新皇帝だからだ。今も翡翠を愛する旺柳は自分は皇帝の側近だと嘘をつき、死罪撤回を掛け合うと約束する。
 かくして死罪は免れるも後宮解体の方針は変わらない。翡翠は妃や宮女総勢千人の行き先を探す「始末官」に任命される。翡翠と旺柳は彼女らの希望を聞き出そうとするが、無理難題の山積みで……!?


==登場人物==

翡翠(ひすい)

美しい筆跡を買われて女官として後宮に入ったが、現在は下働きをしている。
今でも旺柳が好きだが、立場が違うと自分に言い聞かせている。


旺柳(おうりゅう)

地方出身。腐敗した政治を行っていた前皇帝に代わって、現皇帝として即位した。
翡翠には皇帝であることを隠している。
元婚約者の翡翠を溺愛している。
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784040752594

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みんなのレビュー

  • よっち
    2024/03/17
    反乱が起き、新皇帝が後宮全員の死罪を宣告したことで、突然一変した後宮の宮女・翡翠の日常。決死で抗議に行った翡翠は、思いがけず元婚約者の旺柳と再会する中華風ファンタジー。現皇帝として即位していた旺柳が、それを隠して皇帝の側近だと嘘をつき死罪は撤回させたものの、妃や宮女総勢千人の行き先を探す「始末官」に任命される翡翠。とはいえ課題山積という現実に直面して、時には旺柳とも衝突しながら、その状況を変える一手をきっかけに空気が変わりつつある中、思わぬ不穏な動きも制して、けれど旺柳相手にはどこか鈍い彼女の今後に期待。
  • かなで
    2024/05/14
    ネタバレあり
    とある事情から下級宮女として後宮守の任についていた翡翠。突然、反乱軍が後宮に突入してきて、黒ずくめの男に『生きていたのか』と告げられた途端、殺されそうになった。その後、反乱軍の長は新皇帝となり、『後宮は解体、後宮に住まう者全員処刑』との命令が下る。それに納得いかない翡翠は玉砕覚悟で新皇帝に上訴するが、そこには十年前、元?婚約者の姿が…。→深く考えて読むものでもなく、恋愛が活気的にあるものでもなく、オチもなく…。全体的にキャラに没入できなかったから、ほぼ流し読み。オススメするところもない。
  • 伶夜
    2025/04/06
    「私も、いつまでも過去に執着していないで新しい人生を探した方がいいようね。いくら嘆いても、あの方は戻って来ないのだから」(本文より)
  • 色素薄い系
    2024/06/26
    後宮解体はまだ完全には完了していないからまだ続くのかな?殺されるより生きて後宮を出られるならみんな喜んでくれるに違いないと思っていたら行く所なんか無いわよ、という人もいて帰る場所がある翡翠には思い至らなかったんだろうなぁと思う。それでもなんとか生活していけるように手を尽くすのが彼女の仕事だから周囲に頑張りが認められていくのは良かったと思う。旺柳も翡翠もお互い好意を持っているのになぜか翡翠がフラグを折っていく謎。確かに今となっては身分が釣り合ってないってのはあると思うけど…
  • ここあ
    2024/03/06
    タイトルと表紙にひかれて買って積読本にしてたのをやっと読んだ。タイトルから想像出来る通り後宮を解体していくお話。続きが楽しみ。24-19