彼女はジャンヌ・クーロン、伯爵家の降霊術師

発売日 : 2024/01/13
「生きている人間って、だいたい退屈」独立独歩の最強令嬢ジャンヌ、登場
「生きている人間って、だいたい退屈」
彼女の名前はジャンヌ・クーロン。独立独歩の最強令嬢、登場

 伯爵令嬢のジャンヌは霊が見える。
 さらに歯に衣着せぬ物言いを母親に疎まれ、十歳から修道院に入れられていた。
 月日は流れ十六歳のある日、女伯爵である姉マリーズから帰宅を促す手紙が届く。

 クーロン家でジャンヌを待っていたのは、大量に生き霊を憑けたマリーズと、伯爵家存続のための意に沿わない結婚の話だった。
 ジャンヌはマリーズに「生き霊を払ったら結婚の話をなしにする」という交換条件を持ちかける。
 そこで明らかになったのは、マリーズのとんでもない裏の顔で――。

 霊を蹴散らし従える令嬢ジャンヌのホーンテッドコメディ、開幕!
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784040752228

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みんなのレビュー

  • よっち
    2024/01/14
    霊が見える上に言動を母に疎まれ、十歳から修道院に入れられていた伯爵令嬢ジャンヌ。十六歳になり女伯爵の姉マリーズから帰宅を促す手紙が届くホーンテッドコメディ。ジャンヌが直面する大量の生き霊に取り憑かれたマリーズと、伯爵家存続のための結婚話。状況打開のため生き霊を払ったら結婚話をなしにする交換条件を持ちかけたジャンヌが、知り合ったオーガスティンを振り回しながら事件解決に挑む展開で、両極端な姉妹はなかなか強烈なインパクトがありましたが、恋路でドツボにハマったオーガスティンは苦難を乗り越えて頑張ってほしい(苦笑)
  • いぼいのしし
    2024/10/02
    ネタバレあり
    霊が見えるし、話もできて憑依までさせられる主人公のジャンヌはなかなか個性的だったけれど、私のなかでは姉のマリーズのインパクトが強過ぎてジャンヌがかすんでしまった。全体的にはおもしろかった。
  • はなりん
    2024/03/30
    霊が視え降霊できるジャンヌは、悪魔祓いのごとく修道院で育つも、姉の女伯爵マリーズから突然呼び戻され、姉に付いている生霊を祓う為奮闘。ジャンヌもマリーズも芯がしっかりしていて、強く、突き抜けた性格で楽しかった。ジャンヌの霊達を巻き込んでの事件解決に奔走するのも面白いし、幼い頃からの初恋の相手ジャンヌが突然現れあたふたしているオーガスティンとのやり取りも楽しかった。
  • ひぬ
    2025/04/08
    ネタバレあり
    【読み放題】霊が見える体質で疎まれ、十歳から修道院に入れられていたジャンヌ。伯爵家存続のため、姉のマリーズに呼ばれたジャンヌはマリーズに憑いている生き霊を払ったら結婚の話をなしにするという交渉を持ち掛けますが…一癖二癖ある感じのキャラ付け。ジャンヌも大概ですが、特にマリーズがめっちゃ強烈。でも二人とも方向性が違うだけに姉妹だなと実感します。そして一応相方役のオーガスティンもこういう系統では珍しいタイプの経歴。肝心の事件の決着は少し釈然としませんでしたが、終わり良ければすべて良しかな。
  • かなで
    2024/04/21
    ネタバレあり
    兄が死ぬ予兆を言葉にし、他人には見えない霊とも話す伯爵令嬢のジャンヌは、修道院へ暮らしていたところ、姉であり女伯爵のマリーズに呼び戻される。いわく、自分の代わりに結婚し、男の子を産めと。しかし、国中の霊と話して、書物にも乗っていない本物の歴史を知りたいジャンヌはそれから逃れようと、姉の秘密を探るが…。→貞操観念のない姉と幽霊が見える妹の、互いに微妙に心配してるところは良かったけど、ヒーロー役が姉と身体の関係があって、なんというか別の『姉妹』になるのは良いのか!?続きが出てもこれが引っかかり続けると思う…