皇帝の薬膳妃 緑の高原と運命の導き

発売日 : 2023/12/22
何者かにさらわれた董胡、その運命は――!? 王宮アジアンファンタジー!
孤軍奮闘する皇帝・黎司を助けるため、薬膳師と妃の二重生活を送る董胡。宿敵・尊武とともに派遣された青龍の地で、医術の混乱をなんとか収めた矢先、董胡は何者かに連れ去られてしまう。姿を消した董胡に周囲が心配を寄せる中、董胡が目覚めた場所は壮大な高原が広がる、国境を越えたはるか異国の地だった。
この地を春営地とするのはロー族の民。彼らは後継者・ロサリが患う原因不明の病を治してもらうため、董胡をさらってきたのだった。
董胡はなんとか治療しようと対症療法で手当てするも、その根本はわからない。調べていくうち、彼ら一族に伝わる「神の実」が関係していることが判明し――。
そのさなか、卜殷が編み出した特製の軟膏をこの地で目にした董胡は、それを持ち込んだ「酒呑先生」が遠い仙人窟に住んでいることを知る。
卜殷である可能性に懸け、董胡は彼の無事と自身の生まれを探るため、危険な旅路を踏み出した……!

この地にたどり着いたのは偶然か、必然か。いま運命が動き出す――。
董胡の生い立ちの秘密に迫る、アジアンファンタジー第6弾!

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

角川文庫 キャラクター文芸の新刊

  • 黒猫とショコラトリーの名探偵 シークレット・ビターチョコレート
    黒猫とショコラトリーの名探偵 シークレット・ビターチョコレート
    恩人のショコラティエが冤罪で逮捕!? 猫ミステリ堂々完結!
    高里椎奈 (著者) / 伊東七つ生 (イラスト)
    発売日: 2025/11/25
    角川文庫 キャラクター文芸
    試し読みする
  • 皇帝陛下の禍祓士 堕ちた後宮
    皇帝陛下の禍祓士 堕ちた後宮
    穢れの謎を解き、皇帝を救え。謎多き女道士による中華退魔ファンタジー!
    柊 (著者) / syo5 (イラスト)
    発売日: 2025/11/25
    角川文庫 キャラクター文芸
    試し読みする
  • 袖の香はひそやかに薫る 平安身代わり恋ものがたり
    袖の香はひそやかに薫る 平安身代わり恋ものがたり
    「あなたは一体誰――?」運命に導かれて出会った二人の平安ラブストーリー
    深山くのえ (著者) / 鴉羽凛燈 (イラスト)
    発売日: 2025/11/25
    角川文庫 キャラクター文芸
    試し読みする
  • その呪物、取扱注意につき 全滅学級の呪い
    その呪物、取扱注意につき 全滅学級の呪い
    「全滅学級」に隠された謎とは!? 呪物を紐解くオカルトミステリ第3弾!
    谷尾 銀 (著者) / アオジマイコ (イラスト)
    発売日: 2025/11/25
    角川文庫 キャラクター文芸
    試し読みする
  • 祟り神さまの災愛なる花嫁 2
    祟り神さまの災愛なる花嫁 2
    『十番様の縁結び』の著者が贈る新たな和風契約婚物語、待望の続刊!
    東堂燦 (著者) / 沖田ちゃとら (イラスト)
    発売日: 2025/11/25
    角川文庫 キャラクター文芸
    試し読みする

みんなのレビュー

  • kagetrasama-aoi(葵・橘)
    2025/04/08
    「皇帝の薬膳妃」第六巻。『緑の高原と運命の導き』かなり色々と無理な展開なんですよね。一人三役はちょっとね(苦笑)。まあ、侍女頭は有能な王琳の登場でなし崩しと言うことで済むとして。医官の董胡(男)と玄武の一の后の鼓濤(女)の二役もかなり無理になってますよね。鼓濤(お后)が長期間体調不良で皇帝と会わないなんて流石に無理でしょう。なんて、細かいところを突かずに、漸く芽生えたかもしれない黎司の恋心や漸く明らかになりそうな董胡の出生の秘密を楽しむべきなのかな(笑)。と言うわけで続き読みます。
  • もと
    2024/02/20
    ネタバレあり
    30 ★★★★★ 尊武様の魅力炸裂、面白かった。舞台は伍尭國国境を超え、ロー族の春営地。最後の最後まで焦らしてから卜殷先生のお出ましかと思いきや、あっさり登場で驚きました。赤子の董胡の子守を頼んだ白髪の白龍医師は白虎にいるらしい。最後は白虎の姫君 雪白の怪しげな微笑みで終わってしまったし、次は白虎が舞台なんだろうか。翔司の覚醒はまだ期待できそうもない。そして肝心の兄上黎司は先読みが出来るようになり、天術を操れるようになってきたとは言え、肝心なところで鈍いよね。続きが楽しみなので早く新刊を発行してください。
  • よっち
    2024/01/29
    宿敵・尊武とともに派遣された青龍の地で、医術の混乱をなんとか収めた矢先、董胡は何者かに連れ去られてしまう第6弾。姿を消した董胡に周囲が心配を寄せる中、壮大な高原が広がる、国境を越えたはるか異国の地・ロー族の民の春営地で目覚めた董胡。後継者・ロサリが患う原因不明の病を治してもらうためにさらってきたのだったロー族に、何とか治療しようと真摯に向き合い危険な旅路を踏み出す展開で、董胡に対する尊武の心境もだいぶ変化してきている印象でしたけど、一歩間違えば危うい場面もあって、ますます彼女がキーマンとなってきてますね。
  • kagetrasama-aoi(葵・橘)
    2025/09/11
    「皇帝の薬膳妃」第六巻。「緑の高原と運命の導き」かなり色々と無理な展開になってきました。一人三役はちょっとね。医官の董胡(男)と玄武の一の后の鼓濤(女)の二役もかなり大変になってきています。鼓濤(お后)が長期間体調不良で皇帝と会わないなんて流石に無理でしょう。なんて、細かいところを突かずに、漸く芽生えたかもしれない黎司への恋心や、漸く明らかになりそうな董胡の出生の秘密を楽しむべきなんでしょう(笑)!卜殷先生との再会は物語が進みそうでワクワクします。と言うわけで続き読みます。
  • 星々
    2025/07/18
    シリーズ第6巻。いまだに薬膳師と妃の二重生活状態ですが、青龍の地で何者かに拉致されてしまう。着いたのは高原の異国の地。イメージだとモンゴル的な。そこに住むロー族の病を治すため、董胡は原因を探る。5巻を読んでからだいぶあいたため尊武様の腹黒さを忘れていたけど、いまだにレイシ様に正体を明かせないもじもじ董胡に比べてあけっぴろげで憎めない悪の尊武様が良いキャラにみえてきた。