魔法使いの引っ越し屋 勇者の隠居・龍の旅立ち・魔法図書館の移転、どんな依頼でもお任せください
発売日 :
2023/12/08
王国一の魔法使いが紡ぐ出会いと別れ、とある日常の1ページ。
王都の片隅で小さな引っ越し屋を営む少女ソフィは、王国一の天才と謳われる魔法使い。どんな荷物も難なく運ぶ彼女のもとには、今日も特別な客からの依頼が舞い込んでくる。
ある日やってきたのは、こっそり隠居したいという「老いた勇者」。お屋敷いっぱいの家具や宝物はミミックに収納して運び、呪われた魔剣もきっちり封印。更には、引き留める人たちとのこじれた縁も綺麗にほどいてみせて――?
剣と魔法の世界で紡がれる、出会いと別れのファンタジー。
ある日やってきたのは、こっそり隠居したいという「老いた勇者」。お屋敷いっぱいの家具や宝物はミミックに収納して運び、呪われた魔剣もきっちり封印。更には、引き留める人たちとのこじれた縁も綺麗にほどいてみせて――?
剣と魔法の世界で紡がれる、出会いと別れのファンタジー。
- レーベル: カドカワBOOKS
- 定価: 1430円(本体1300円+税)
- ISBN: 9784040752105
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みんなのレビュー
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オセロ2024/01/0142こちらもいろいろなところで評判が良かったので、今年最初の一冊はこの本にしようと決めていたのですが、これは良かったですね。たかが引っ越し、されど引っ越し。そこには必ず出会いと別れが付き物ですが、そんな人達へのソフィの心遣いが素敵過ぎる。どの話も良かったですが、個人的には図書館の引っ越しが印象的でした。
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よっち2023/12/0740王国一の天才と謳われる魔法使いで、王都の片隅で小さな引っ越し屋を営む少女ソフィ。どんな荷物も難なく運ぶ彼女のもとに、特別な客からの依頼が舞い込んでくる出会いと別れのファンタジー。こっそり隠居したいという老いた勇者。桜仙郷から引っ越そうとする神獣と、彼に育てられた少年アルの存在。そして老朽化した図書館からの引っ越しと、勇者からの再度依頼があった理由。困難な引っ越しを可能にする彼女の魔法力だけでなく、依頼主の憂いを解決しようとするその姿勢がどこまでも真摯で、彼女を気にかける友人フランの存在も効いていましたね。
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わたー2023/12/1834★★★★★こちらの作品も非常に良かった。主人公の営む引っ越し屋に持ち込まれる難度の高い依頼の数々をその類稀なる魔法の才を使って解決していくというお仕事モノ。連作短編形式で物語が紡がれていくのだが、そのどれもが胸にグッとくる話で良かった。特に良かったのは図書館の引っ越し。魔導書を含む取扱いが難しい本に加え、ユーザーが読むべき本が手元に飛んでくる「図書館の魔法」という失われた魔法ごとの引っ越しが描かれるのだが、その魔法には作り手のとある想いが隠されていて…と、時間という壁を超えて伝えられた愛の物語には、
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りざーどん2025/02/2427ネタバレあり感動しました。どの話も素晴らしかった。図書館の話とアルの話が刺さりましたねー。泣いちゃいました。記憶戻す薬は絶対地雷になるやつやん。って思いながら読んで、図書館のラストに感動してたら急展開。勇者きっつーー。勇者なんてなるもんじゃないですね。辛すぎました。ドリルちゃんも良い味出していて安心要素でした。読書家なら絶対憧れる図書館の魔法。オリバンダーの杖みたいですね。私にも一冊飛んできてくれないかな。
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しぇん2023/12/2927評判が良さそうだったので。派手な展開は無いですけど落ち着いたファンタジー。複数の引越しの話がありますが、勇者の2話構成が個人的によかったです。怪しい伏線あるなと思ってたところが消化されていて。基本心温まる話多めの構成なのも良いですね
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