ご主人様の唯一の猫 ゴルトヴァルデの生贄
発売日 :
2023/11/01
第23回角川ルビー小説大賞 奨励賞受賞作家のデビュー作!
猫の種族であるケットシーのユオラは、ゴルトヴァルデ家の子息・イグナートに思いを寄せていた。だが使用人としてでも側にいたいと願うユオラに、イグナートは貴族の子息・ヴーレンと婚約したことを告げる。森に縛られ、「生贄」と呼ばれてきたユオラは、イグナートの政略結婚によって役目を終えた。すべてはユオラを自由にするためであったが、ユオラはイグナートが婚約者を愛していると誤解する。そんな中、ヴーレンに呼び出され、自身の出生の秘密について詰問され…?
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 770円(本体700円+税)
- ISBN: 9784041140574
角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
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きょん2023/11/1913ネタバレあり竜の末裔ゴルトヴァルデ家三男×ケットシーのユオラ。お互いに相手の為を思いつつも自己判断で動くので見事にすれ違う王道BL。しかし、ゴルドヴァルデに周囲の脅威から保護されている割にケットシーの小国の態度が失礼じゃないかな?そして、自分の体の秘密の為に幽閉されてきたとはいえ、貴族子息として何不自由ない生活を与えられながら恨みを募らせ、国や国民を滅ぼそうとまでした攻の婚約者に対する処罰が甘すぎると思う。
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nono2025/03/167ネタバレありBL。初読み作家様。ゴルドヴァルデ共和国の御曹司でカーバンクルのイグナートと、彼が庇護するケットシーのユオラの両片思い故のすれ違う恋模様は思い切りファンタジー。凝った設定と切なさが印象的ではありますが、イグナートの斜め上な庇護本能に苛つく事もw イグナートの溺愛、ユオラの献身を楽しみながらも、敵対する相手に傷付くユオラがあまりに不憫。厳しい運命にも寄り添う彼等の恋模様、さらりと楽しく読了。
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蝶子2023/11/104Twitterのプロモでよく流れてくるので興味を持って買った。久しぶりのBL小説。今時のBLってこんなにエロ少ないの!?笑。両片想いじれじれもだもだで、このすれ違いや微妙な感情の揺れ動きを楽しむ作品でした。繊細な作品だった。しかしなかなかエロい空気にならなくてどんどんページが減っていってこのまま挿入することなく終わるのかと思って焦った…たぶん私の心が汚れてるんですね笑。ユオラがすごく可愛くて、ユオラもイグナートも素直で、殺伐とした世界観なのになぜかほんわかした。いい話でした。
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トラママ2024/07/240ドナドナ
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