後宮食医の薬膳帖 廃姫は毒を喰らいて薬となす 2
発売日 :
2023/08/25
あらゆる毒を解する特別な食医の、薬膳×後宮ファンタジー第2巻!
毒疫に覆われた帝国・剋の後宮食医となった慧玲。毒に侵された貴妃達を見事に治療し信頼を得ていくなか、謎めいた風水師・鴆の導きで、先帝であった父の不審な死の真相を探っていた。
先帝の廃姫と現帝の風水師。敵か味方かも知れない危うい関係にありながら、やがて二人は強く惹かれ合い――だが、父の死への現帝の関与が浮上し、仮初の安寧は消え去る。
禁じられた毒の存在に辿りついたその時、ついに現帝が毒疫に倒れ――。使命か復讐か。揺れる慧玲に更なる悲劇が迫る。
発売即重版&早くもコミカライズが決定!大注目の、毒香る中華後宮ファンタジー。
◆◆◆登場人物◆◆◆
【慧玲(フェイリン)】
暴虐を尽くした先帝の廃姫であり、毒を熟知する白澤一族の叡智を受け継ぐ最後の末裔。助命と引き換えに、皇帝から毒疫の治療を命じられる。
【鴆(ヂェン)】
怪しげな翳をもつ美貌の青年。宮廷で活躍する風水師だが、その正体は毒を操る暗殺者。毒の効かない慧玲を気に入り、なにかと揺さぶりをかけてくる。
先帝の廃姫と現帝の風水師。敵か味方かも知れない危うい関係にありながら、やがて二人は強く惹かれ合い――だが、父の死への現帝の関与が浮上し、仮初の安寧は消え去る。
禁じられた毒の存在に辿りついたその時、ついに現帝が毒疫に倒れ――。使命か復讐か。揺れる慧玲に更なる悲劇が迫る。
発売即重版&早くもコミカライズが決定!大注目の、毒香る中華後宮ファンタジー。
◆◆◆登場人物◆◆◆
【慧玲(フェイリン)】
暴虐を尽くした先帝の廃姫であり、毒を熟知する白澤一族の叡智を受け継ぐ最後の末裔。助命と引き換えに、皇帝から毒疫の治療を命じられる。
【鴆(ヂェン)】
怪しげな翳をもつ美貌の青年。宮廷で活躍する風水師だが、その正体は毒を操る暗殺者。毒の効かない慧玲を気に入り、なにかと揺さぶりをかけてくる。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 715円(本体650円+税)
- ISBN: 9784049149845
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みんなのレビュー
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坂城 弥生2023/11/2739大人から子へ受け継がれる毒…
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よっしー2025/04/0333ネタバレあり1冊目は序章だったのかと思うぐらい、この巻に沢山の情報が詰め込んであるわ、話も予想外の方向に転がっていくわで、付いていくのが大変でした(笑 陰のある風水師だと思っていた鴆の過去にも驚きましたが、現皇帝の行動が中々に怖かったです。そして、その後の急展開にも。慧玲と鴆か幸せになれる結末だと嬉しいのですが…このままだと危うい共依存の感じがありますね。どうなっていくのか楽しみです。
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よっち2023/09/2633毒疫に覆われた帝国・剋の後宮食医として、貴妃達を見事に治療し信頼を得ていく慧玲。謎めいた風水師・鴆の導きで、先帝であった父の不審な死の真相を探るうち意外な可能性にたどり着く第二弾。先帝の廃姫と現帝の風水師。敵か味方かも知れない危うい関係にありながら、やがてお互いを強く意識するようになってゆく二人。そして父の死への関与が浮上して、禁じられた毒の存在に辿りつき、ついに毒疫に倒れてしまう現帝。物語としても大きく動いた末に、思いもしなかった結末には驚かされましたが、覚悟を決めた彼女たちのこれからが気になりますね。
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お涼2023/09/0325シリーズ2作目。先帝である父と母を壊した皇帝を怨む食医の慧玲(フェイリン)。毒師の鴆(ヂェン)もまた皇帝に因縁があるようだ。薬の慧玲と毒の鴆。敵対し警戒もしているが信頼もあり、そして愛情もある。この歪な関係がどう変わっていくのか。詩的な表現で、清らかかつ毒のある世界観がよく描写されている。これで一区切りのようだが、まだまだこの世界に浸っていたい。
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ひぬ2024/10/2424ネタバレあり【電子】後宮食医として貴妃達を治療する慧玲。謎多き風水師・鴆の導きによって先帝の不審死の真相を探りますが、そこに現帝の関与が浮上し…今回も面白かった。どんよりとした雰囲気がとても好き。先帝の不審死の秘密や鴆の生い立ちも明かされ、止まっていた歯車が動き出します。かたや薬に呪われ、かたや毒に呪われた二人。共依存というか、運命共同体のような二人は似てる立場ではありますが、薬で在ろうとする慧玲、そして毒に誘おうとする鴆の対比が良かったです。最後で盤面が大きく変わったのに加え謎はまだ健在、これは先が気になります。
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