勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録 5

発売日 : 2023/08/17
首席大司祭選挙の裏工作をする懲罰勇者たち。ベネティムが本領発揮――!?
★☆★アニメ化企画進行中!!★☆★

 第一王都ゼフェンテに本格的な冬が訪れようとしていた。
 新年を祝う開門祭ルフ・アロスを控え、魔王現象や異形《フェアリー》の脅威を忘れ束の間の平和とお祭りにはしゃぐ女神たち。
 一方、ザイロとベネティムに告げられた新たな指令は首席大司祭選挙の政治工作だった。
 様々な者たちの思惑が複雑に絡み合い策略が張り巡らされるなか、やがて暗躍する謎の存在にたどり着く。
「ユトブ方面7110部隊」――それは、ザイロにとって忘れることのできない過去の因縁で……。
 書籍版オリジナル・エピソードで語られる、待望の新章がついに開幕! 人類の、そしてザイロの選択は――!
  • レーベル: 電撃の新文芸
  • 定価: 1595円(本体1450円+税)
  • ISBN: 9784049151688

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みんなのレビュー

  • ユウ@八戸
    2023/10/04
    ネタバレあり
    冬の訪れでつかの間の平和が訪れるかと思ったら全然そんなことはなかった懲罰勇者たちの物語5巻。相変わらずほぼ全員に見せ場があるのでとても楽しく読めました。ジェイスは今回帰郷してたからしょうがないとして。ベネティムの詐術もとい話術を中心に、なんでそうなったかわかんないけど活躍するドッタ。見方を変えれば切ない話になりそうだけど、行動がアレすぎて同情できないツァーヴ。胡散臭さトップ独走のライノー。タツヤの謎にもちょっとずつ触れてるので全容が明かされるの楽しみ。ザイロと陛下の求心力が何気に高いのがおもしろいよな。
  • コリエル
    2023/08/18
    相変わらず会話が軽妙で面白い。ライノーは人間の事が良く理解出来ていないようでいて時に無駄に的確で笑える。一人ずつ闇討ちしようじゃねえんだよ。この巻の準主役と言えるツァーブもザイロと丁々発止のズレたやり取りが良かった。もう一人のメインどころであるベネティムも身の危険が迫っているのかなというところで次回へ。
  • alleine05
    2023/09/09
    ザイロの過去の因縁の敵との対決……なんだけど、ツァーヴ、ベネティム、ドッタといった他の懲罰勇者の活躍の方が印象的だった気が。
  • nas
    2025/01/18
    【オススメ】主人公がしっちゃかめっちゃかしてぶち壊していく的なシリーズのイメージだったけどそれが1番出てる面白い巻だった。ベネティムは毎回めちゃくちゃやってるイメージだったけど今回はまた気持ちよかったな
  • 鳩輪とわ
    2025/11/03
    ネタバレあり
    魔王軍と戦い続ける懲罰勇者達を描くファンタジー戦記第5巻。面白かった。 大規模な戦いが連続した前巻までとはうってかわり、今回は首都で謀略のターン(もちろん暴はあるが)。主人公と女神が別行動をしていたり、こそ泥や詐欺師など戦場では影に隠れがちなキャラにスポットが当たっていたりと、いつもとは異なった魅力がある巻だと思った。主人公以外のキャラの視点で描かれたシーンも多く、謎に包まれていた彼らの心情が垣間見られるので貴重。 本作の魔王軍は単なる力押しではないところがとても手強いと再認識させられた巻だった。