アラベスク後宮の和国姫

発売日 : 2023/06/15
皇帝の溺愛は遠慮します!けれど和国の姫は異国の後宮で望まず成り上がり…
◆――発売即重版の注目新シリーズ!――◆

 後の世に伝説として語られる妃、ライラーは、元々和国の姫君。謀略で捕われダリル帝国の後宮(ハレム)に入れられた。しかしこの後宮では子を産まず数年経てば解放される道が!
 彼女は希望を得て、皇帝(スルタン)に近づかず、年季明けを目指すと決意する。
 だがさっそく皇后に試されたり、高慢な妃候補に挑発されたり。ライラーはいくつもの窮地を両親に鍛えられた聡明さと生来の明るさを発揮して乗り越えていく。しだいに周囲から慕われ、賢明な統治者としての片鱗すら垣間見せ……。
 けれどその結果ーーなんで逆に成り上がって寵姫扱いされてるの!?

*:;:*:;:* 新たな大河ロマン、ここに開幕! *:;:*:;:*

「わが家は幽世の貸本屋さん」シリーズ(マイクロマガジン社)、「異世界おもてなしご飯」シリーズ(KADOKAWA)の著者・忍丸氏、書き下ろし小説!

*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:* 担当編集コメント *:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*

主人公のライラーの聡明さ、機転は必見!!!
痛快でスピード感あふれる展開に引き込まれること、間違いありません!
とくに自分が好きなシーンは、敵視してくる妃候補から仕掛けられたある戦いに、思いがけない形でライラーが機転を見せたあの場面。
ほかにも見所となる華やかな後宮文化、異国情緒あふれる描写、登場人物達の魅力……
どれをとっても、この作品を読まないなんて、もったいないです!
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784040749976

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みんなのレビュー

  • 合縁奇縁
    2023/08/18
    ネタバレあり
    『皇帝の溺愛は遠慮します!けれど和国の姫は異国の後宮で望まず成り上がり…』後の世に伝説として語られる妃、ライラーは、元々和国の姫君。謀略で捕われダリル帝国の後宮(ハレム)に入れられた。しかしこの後宮では子を産まず数年経てば解放される道が!彼女は希望を得て、皇帝(スルタン)に近づかず、年季明けを目指すと決意する。皇后に試されたり、高慢な妃候補に挑発されたり、いくつもの窮地を両親に鍛えられた聡明さと生来の明るさを発揮して乗り越えていくライラーは、次第に周囲から慕われ、賢明な統治者としての片鱗すら垣間見せる。
  • 坂城 弥生
    2023/11/19
    日本と似てて、でも違ってる和国。そこから遠く離れたダリル帝国に奴隷として売られたライラー。でも前向きな彼女を応援したくなる。
  • よっち
    2023/06/14
    和国の姫君として育ちながら謀略で奴隷となり、ダリル帝国の後宮に入れられたライラー。子を産まずに数年経てば解放される道があることを知り、スルタンに近づかず年季明けを目指すと決意するファンタジー。しかしさっそく母后に試され、スルタンのアスィールに気に入られて高慢な妃候補に妬まれたりとままならない状況に巻き込まれてゆくライラー。いつか故郷に帰ることを切望する一方で、難しい立ち位置にいるアスィールの力になってあげたい複雑な想いを抱き、持ち前の聡明さを見せて結果的に期待されてしまうライラーのこれからが楽しみですね。
  • よっしー
    2024/05/12
    図書館で見かけ、手に取りました。姫が奴隷として異国に嫁ぐというのは良くある設定ですが、嫁いだ先の文化が目新しかったです。ただ…思ったよりもスムーズに文化にも溶け込み、ある意味で順風満帆な日々を送っている姫にあまり感情移入が出来ず…。サクッとは読めましたが、思い入れは残らずでした。
  • ひぬ
    2024/01/28
    【電子】和国の姫君だったライラ―は故郷の城が陥落した際、攫われ、奴隷の身に落とされたのちにダリル帝国の後宮に入れられてしまいます。中東をベースにした後宮ものはほとんど見かけないので、物珍しさもあり、良かったです。ちょっとツッコミどころはあったりしますが、思った以上にライラ―が優秀でした。1年間で言語を学べるとか凄すぎる…