目を閉じればいつかの海

発売日 : 2004/10/01
抗いながらも溺れていくしかできない……狂おしい大人の恋!
湘南のカフェレストランの店長・藤木聖司には、十九歳の時一方的に、恋人へ別れを告げた過去があった。それはエリートへの道を約束されている相手・嘉悦政秀の将来を思った、あえて露悪的な別れだったのだが、その十年後嘉悦が偶然藤木の店を訪れたことで、ふたりは奇しくも再会してしまう。だが「お前を忘れられなかった」と告げる嘉悦の左薬指に、プラチナのリングを見つけてしまった藤木は……?──抗いながらも、溺れていくしかできない──もどかしくも狂おしい、大人の恋! 

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みんなのレビュー

  • せ〜ちゃん
    2016/02/07
    ネタバレあり
    ★★★★ 湘南のカフェレストラン「ブルーサウンド」を舞台したシリーズ1冊目は店長の藤木のお話で、いきなり19歳の藤木が恋人の嘉悦と別れるシーンから始まる。このシーンだけでもぎゅっときましたね♪ その10年後、藤木の店に嘉悦が偶然来店し焼け木杭に火が・・・。左手の薬指に指輪をしていた嘉悦との関係は、藤木サイドからの描写では、まるで昼メロの如くドロドロした切ない2人なんだけど、いざ蓋を開けてみれば…なお話です♡ 藤木を甘やかす従業員の大智と真雪がいいです♪
  • 那義乱丸
    2014/04/30
    積読崩し。シリーズ揃えてないけど手を付けてしまった(笑)過去に別れた恋人同士の10年後の再会モノ。冒頭の別れのシーンが切なくて胸がつまった。王道展開で先も読めるのだけど舞台設定が活かされた穏やかな世界観はタイトルの印象にもピッタリ。崎谷さんお得意の電波なキャラが出てくることはなく、脇の面々が賑やかに温かく話を盛り上げてくれるのもいいなぁ。ただ、藤木の性質が女成分多めに感じられて個人的にちょっと微妙だったけど(笑)
  • nono
    2018/08/09
    ネタバレあり
    BL。本棚整理の為に再読。「ブルーサウンド」シリーズ第1弾。高校時代からの恋人だった嘉悦に、敢えて別れの言葉を投げつけた過去を引きずる藤木。その彼と再会した藤木は⁉相手の事を思って身を引く、そして再会という定番のお話でしたが、そこは崎谷先生ですれ違いが切ない話に。しかし先日読んだ「ラブスクエア」と馴れ初めはほぼ被る^^それでも「ブルーサウンド」というお店を中心に登場人物の織り成すドラマが好きなシリーズ。今回も大人の後悔と甘い仲直りがこってりと。楽しく読了。
  • まふぃん
    2015/10/25
    そこそこページ数あったけど読み進められました。シリーズ一作目。10年前の作品らしくトレンディードラマ風でした。
  • rabbit
    2021/09/19
    ネタバレあり
    「ブルーサウンド」シリーズ1作目、学生時代に無理矢理恋人に別れを告げ、現在はカフェレストラン店長の藤木聖司と聖司にフラれ結婚しア渡米し現在はエリートサラリーマンの嘉悦政秀との再会愛。嘉悦への気持ちを残したまま吹っ切る事も出来ない聖司が10年振りに嘉悦と再会し、愛人として妻帯者である嘉悦との関係を続けようとする必死さが切なかったです。結局は聖司の勘違いでしたが、不倫関係に涙する聖司を慰めた真雪の「女は勝ち負けじゃない、どこかで負けたって別のどこかで勝てばそれでいい」の一言が胸に染みました。