嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん完全版 幸せの背景は不幸

発売日 : 2023/03/23
彼女はクラスメイトで、聡明で、美人で、僕の恋人で――誘拐犯だった。
「君を世界で一番×してる。……嘘だけど」

 クラスメイトの御園マユ。まず第一に、とてつもなく美人。他人を寄せつけない孤高の存在。そして、これが大事なんだけど……実は僕の恋人。
 ――そう、表向きは。
 最近、小学生の誘拐事件が街を騒がせているらしい。
 僕はずっと不思議なんだ。マユ……いや、まーちゃん。

 君はなぜあの子たちを誘拐したんだろう。

 すべての読者を騙し、慟哭と衝撃の真実を突きつけるミステリーが、完全版で蘇る。

【本編の前日譚にあたる、書き下ろし掌編「追憶『あがいても、生きる』」も収録】

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

メディアワークス文庫の新刊

  • 神様の御用人 見習い
    NEW
    神様の御用人 見習い
    神様にだって願いがある! 神様と人の温かい絆の物語、待望の新シリーズ!
    浅葉なつ (著者)
    発売日: 2025/07/25
    メディアワークス文庫
  • きみが死んだ八月のこと
    NEW
    きみが死んだ八月のこと
    謎とともに解けていく、この感情の行く先は――
    野宮 有 (著者)
    発売日: 2025/07/25
    メディアワークス文庫
  • 公爵家の長女でした
    NEW
    公爵家の長女でした
    これは、自分らしく生きることにした「公爵家の長女」だった私の物語。
    鈴音 さや (著者)
    発売日: 2025/07/25
    メディアワークス文庫
  • 旦那様、ビジネスライクに行きましょう! 下町令嬢の華麗なる身代わりウェディング 3
    NEW
    旦那様、ビジネスライクに行きましょう! 下町令嬢の華麗なる身代わりウェディング 3
    下町令嬢に最大の危機到来!? ウェディング・ラブコメディ第3巻!
    時枝 小鳩 (著者)
    発売日: 2025/07/25
    メディアワークス文庫
  • 転生厨師の彩食記 異世界おそうざい食堂へようこそ! 2 上
    NEW
    転生厨師の彩食記 異世界おそうざい食堂へようこそ! 2 上
    美味しい食堂、再び。中華転生お料理譚・第2弾!
    桂 真琴 (著者)
    発売日: 2025/07/25
    メディアワークス文庫

みんなのレビュー

  • よっち
    2023/05/01
    最近、小学生の誘拐事件が街を騒がせている中、クラスメイトの聡明で美人で、主人公の恋人でもある御園マユが、誘拐犯だったことを知ってしまうミステリ。八年前の誘拐事件の影響で厭世的で嘘つきになってしまったみーくんと、どこか壊れてしまったまーちゃん。そのまーちゃんはなぜ小学生の浩太と杏子を誘拐してしまったのか。ひっそりと背景を探ってゆく中で、何が本当で嘘なのかいろいろ考えてしまう展開でしたけど、それでもまーちゃんもみーくんもお互いを大切に思っているのは間違いなくて、彼らがこれからどうなるのか続巻に期待しています。
  • 香菜子(かなこ・Kanako)
    2023/06/18
    嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 完全版 幸せの背景は不幸。入間 人間先生の著書。幸せの背景は不幸って納得する。幸せの背景は不幸、不幸があるから幸せがあるのかな。嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん、考えさせられる一冊。
  • サキイカスルメ
    2023/03/26
    読んだのが、かなり昔だったのでこの完全版を読んだ後に電撃文庫版の1巻も、もう一度見返しました。削られた部分や変更された部分が見えて面白かったです。完全版で追加された前日譚は良かったけど、電撃文庫版の削られた幕間も良いからどちらも読んで欲しいというジレンマ……。あの幕間でみーまーへの理解が深まると思うから、電撃文庫版を先に読むのをおすすめはするかな。物語自体の流れは変わってないです。重くて悲しくて救いようがない、周りから見たら不幸にしか見えない2人、それでも一緒にいれば幸せだってそこにある……あればいいな。
  • よいおいこらしょ
    2023/04/14
    あの有名なラノベが復刊して帰ってくるってありがたい限りだよなぁってことで購入。名作をこんな値段で帰るなんて安いものよ。舞城王太郎や西尾維新を思わせる軽快な文体と、巧緻なストーリー構成の2つが両立しているので読んでいて飽きが来なかった。ぼくはみーくんの愛は嘘ではない本物だと思うんだけどね
  • 碧海いお
    2023/04/08
    ネタバレあり
    00年代に電撃文庫で発行をしたみーまーがまさか完全版が出るとは思わなかったです。令和だと表現が厳しくなっているので、主人公は子供の頃に親が未成年を誘拐。その犯人の子供。ヒロインはその時に誘拐をされた被害者。今は殺人鬼。 題名がこれですが、主人公もヒロインも壊れている。 完全版と書かれてますが、レーベルが変わったので挿絵がない。カバー裏の狂気を感じた絵もない。ちょっと薄くなってしまった部分があって残念のように思えました。