煤まみれの騎士 4

発売日 : 2023/03/17
彼は、何のために戦うのか。正義のためか。弱き者のためか。それとも──。
領都アーベルの攻略に成功し、ロルフは魔族軍にあって将軍の任を拝命した。
しかし、彼は人間。これまで魔族を虐げてきた種族であることに変わりはない。
わずかに揺らぐロルフの周囲。
そしてロルフも、妹・フェリシアとの激闘でゆらいだ決意を自覚していた。

そんな彼のもとに一通の手紙が届く。その差出人は、かつて彼が助けた女性・フリーダ。
そこには、ロルフがいた第五騎士団の団長・タリアンの悪行が書かれており──。

彼は、何のために戦うのか。
正義のためか。弱き者のためか。
それとも──。

「怖い思いをさせて済まない。もう大丈夫だ。俺はここにいる」

助けを求める少女を背に、ロルフは漆黒の刃を振りぬく──!
過去を断ち切り、運命に立ち向かう彼を待つものとは。
  • レーベル: 電撃の新文芸
  • 定価: 1540円(本体1400円+税)
  • ISBN: 9784049148039

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みんなのレビュー

  • こも 旧柏バカ一代
    2023/03/17
    ロルフの活躍で人族の領土を切り取った。その功績でロフルは正式に魔族の将軍の1人となった。そして更なる侵攻をしようと隣領地の子爵領への侵攻を準備する魔族。その一手としてゴルカ族に参戦を呼びかけると族長は快諾。だが族長の娘が隠し持ったナイフでロルフを襲って来た。それで拘束される娘だったが、彼女は釈放されたら街の外に出てしまった。それを追いかけて発見したら熊の魔獣に襲われてる最中だった。そして、熊の魔獣を討伐した・・・続きはHPにて:https://www.kashiwa1969.online/?p=7725
  • のれん
    2023/03/19
    ネタバレあり
    構成は前巻と全く同じで、表紙の繋がりはそういう意味なのだろうか。前後編ってわけでもないけど。 信仰の狂気に陥ってる敵の紹介、善良な魔族仲間の描写、囚われの味方、見下し前提の差別主義者な元仲間を一刀両断。 全て一致している。ある意味潔い。 今作が成り上がり兼建国ものだとするなら、宗教(女神)の秘密とか、有能な女騎士上司との対決とか、もっと欲しい。後、敵の特徴とかマニアックな点とかがないから差別化しようもない。もっと面白い幹部が来て欲しい。
  • ユウ@八戸
    2023/05/30
    ネタバレあり
    魔族軍で将軍の任を拝命したロルフが、ゆらいだ決意を胸に戦いに身を投じる4巻。魔族を虐殺してきた人間という立場で恨まれたり、逆に世間話をするほどご近所に馴染んだりするロルフ。今回はドラマチックな話が多い印象でした。女神信仰という宗教色が強いシーラはともかく、タリアン子爵がとてもクズでその辺もこの作品らしさが出てて好き。王国の腐敗。シグムンドが予想以上に活躍していてそこも楽しかったです。いいキャラしてるシグ。ミアとの再会に、意識の変わる人間たち。助けた彼女たちも5巻で絡むだろうし、読むのがとても楽しみです。
  • ささきち
    2023/06/04
    多少は怪しいくらいだと思っていたが、ロルフが王国が洗脳されていることに気づかない訳がないか。まぁ洗脳ではないというけど国を動かすには十分なレベルでしょ?そしてこれをやっているのは一体誰なのか?とロルフは疑うわけだがどんな奴が裏にいるんだろうね。フェリシアが煤の剣に切られても解除されなかった理由は本格的な加護を受けたせいというのがわかりすぐに仲間になるのは厳しいか?でも現状フェリシアとエミリーは精神的にロルフの事を好きだからキッカケがあれば洗脳は解けそうだけど…でも魔族側にロルフ好きが多いと知れば闇落ちして
  • といぴ
    2025/06/12
    ネタバレあり
    ミアにロルフって名前を教えられて、良かったね😭おすすめ度★★★★☆