最後の晩ごはん 兄弟とプリンアラモード

発売日 : 2023/03/22
長年わかり合えなかった兄の本当の気持ちを知った海里は……。家族の物語!
芦屋の定食屋「ばんめし屋」で働く海里は、
呼ばれて実家に帰ることに。
しかし実家には見知らぬ少女がいた。
「この子は一体!?」と海里は驚くが、
一憲は別件で、海里に話があるという。
一憲と喫茶店を訪れた海里は、
その親友・仁木も交え、一憲から、
海里が幼い頃に起きた衝撃の出来事を聞かされる。
それは一憲の「罪」の告白だった。
長年分かり合えなかった兄の、
苦しい胸中を知った海里は……。
家族の絆に涙が溢れる第19弾!

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

角川文庫 キャラクター文芸の新刊

  • 宮中は噂のたえない職場にて 五
    NEW
    宮中は噂のたえない職場にて 五
    梓子と光影、夫婦の向かう未来は――。平安お仕事×あやかし物語、大団円!
    天城智尋 (著者) / woonak (イラスト)
    発売日: 2025/10/24
    角川文庫 キャラクター文芸
    試し読みする
  • 後宮書堂の転生司書 本好きの姫は偽りを紐解く
    NEW
    後宮書堂の転生司書 本好きの姫は偽りを紐解く
    転生した元司書×冷酷な第二皇子が後宮の事件に巻き込まれる!?
    朝田小夏 (著者) / 雲屋ゆきお (イラスト)
    発売日: 2025/10/24
    角川文庫 キャラクター文芸
    試し読みする
  • 崑崙花街のまじない屋
    NEW
    崑崙花街のまじない屋
    世間知らずな「神龍の娘」×クールな最強方士が人間の闇を解き明かす!
    翁 まひろ (著者) / ペキォ (イラスト)
    発売日: 2025/10/24
    角川文庫 キャラクター文芸
    試し読みする
  • 平安後宮の鬼食い姫 黒弾正と内裏の鬼
    NEW
    平安後宮の鬼食い姫 黒弾正と内裏の鬼
    内裏で起こる奇怪な事件、この〈舌〉で解き明かします!? 平安謎解き物語
    真帆路 祝 (著者) / くろでこ (イラスト)
    発売日: 2025/10/24
    角川文庫 キャラクター文芸
    試し読みする
  • 夜闇の婚姻 前世の宿縁と偽りの婚約者
    NEW
    夜闇の婚姻 前世の宿縁と偽りの婚約者
    二度目の人生で、宿命の相手と、かりそめの結婚生活を――。
    沙川 りさ (著者) / mokoppe (イラスト)
    発売日: 2025/10/24
    角川文庫 キャラクター文芸
    試し読みする

みんなのレビュー

  • しんごろ
    2023/03/31
    一憲にそんな秘密をもっていたとはねえ。でも、それを海里に告白できるほど、少しは仲も良くなっている証拠だね。五十嵐家のルーツがわかる今作。五十嵐家の父はさりげなくかっこいいね。タコパに残り物サンドイッチと、ばんめしやの料理から離れた料理だけど、美味しそう。そして、プリンアラモードで泣けたわあ。雨降って地固まるとまではいかないけど、海里と一憲の仲も少しずつ関係が修復していきそうだね。幽霊は登場しなかったけど、新たなキャラの愛生(うい)ちゃんが、次作で何かしてくれそうで楽しみです。
  • たっくん
    2023/12/16
    ネタバレあり
    芦屋市。阪神蘆屋川駅のほど近く、芦屋警察署と芦屋税務署に挟まれ古びた一軒家「ばんめし屋」。夕方になるとひっそり暖簾がかかる夕食あるいは夜食抱けをを提供する、メニューは日替わり定食のみのユニークな定食屋。店主は凄腕の料理人夏神留二、住み込み店員の元イケメン芸能人五十嵐海里そして眼鏡の付喪神ロイド・・ある日、実家に呼ばれた海里。そこには兄の親友、刑事仁木涼彦もいて、兄一憲が海里の幼い時に起きた衝撃の秘密・出来事について語るが・・驚愕、切ない、感涙のシリーズ第19弾、面白く読了した。
  • タイ子
    2023/03/28
    今作は海里の家族の話。海里が実家に帰ると見知らぬ少女がいる。母から聞かされる週末里親という制度。問題はそこではなく兄・一憲夫婦が養子を迎えるために一憲が越えなければいけない大きな山がある。海里の幼い頃に起こしたある出来事。夏神の師匠が言った「罪も恩も天下の回り物」が胸を突く。困ったら、悩んだら海里の傍には夏神がいてロイドがいるって幸せだよね。そして、堅物の一憲の弱いところを知って少し安心もした。涙のプリンアラモードの巻。プリンアラモードが食べたい!
  • はにこ
    2024/11/26
    里親になることにした一憲夫妻。しかし一憲には海里が幼い頃に犯した過ちがあって。。という展開。海里も兄に対して思うところがあったと思うけど、一憲は大変だっただろうな。誰も悪くないよ。ちゃんと乗り越えて幸せな家庭を築いてほしいね。淡海先生、作家じゃなくて人として心配してくれている人がいるって気付けて良かった。
  • ぶんこ
    2023/06/15
    海里の兄夫婦が特別様子縁組をすることになり、兄が封印していた高校時代の辛すぎる思い出がよみがえってしまう。心を病んだ母、幼い弟、部活、家計補助のためのバイトと、過酷な時代に未遂に終わったこと。あまりに弱すぎる母親と、反して養護施設で育った奈津さんの懐のつよさ。「養子縁組の団体の人が、万一一憲さんを非難したら、私がぶっ飛ばす」との奈津さんの言葉に涙ぐむ。いい人と結婚できて、本当に良かった。幽霊は出なかったけれど、兄が父に贈った方位磁石の奇跡にウルウル。ロイド、夏神、淡海と、海里は人に恵まれてると感じました。