華は天命を診る 莉国後宮女医伝
発売日 :
2023/01/24
好奇心旺盛な新人女医×若き監察官が後宮の病を解き癒す。中華医療ミステリ
女子太医学校を卒業した19歳の新人医官・李翠珠(り・すいしゅ)は、市井の医療院で研修をスタートした。
いずれは地元・南洲に帰り、実家の医院を継ぐつもりだ。
いまだ、世の風潮は女性が職業を持つことへの根強い反発がある。そのため、患者に見下されるなど嫌な思いをすることも少なくなかった。
だが、師匠であるベテラン医官・拓中士は評判の人格者で、翠珠はやりがいに満ち溢れながら仕事をしていた。
ある日翠珠は、懇意にしている薬店に、御史台(監察官)の捜査が入った現場に遭遇する。
調査にやって来た若き官吏・鄭夕宵(てい・ゆうしょう)曰く、数か月前に流産した皇帝の寵妃・河嬪(かひん)の殿舎から堕胎薬が見つかり、薬を盛られて流産した可能性が持ち上がったらしい。
そんな折、第一妃・呂貴妃(ろきひ)が後宮の外部の薬店と取引をしていたことが判明し、彼女に嫌疑がかかっているのだという。
重要参考人としてあわや捕縛されかけた店主を、翠珠は医学的知識を根拠に救う。
その数日後、とつぜん翠珠に後宮への配属替えが命ぜられる!
指導官の先輩女医・晏紫霞(あん・しか)は、花も零れる絶世の美女だった。医術の腕も相当なものらしい。
突如配置換えさせられた理由も不明だし、市井の医院で働きたかった翠珠はがっかりするが、
夕宵や紫霞と関わるうちに、彼らの内面を知り、よき関係を築いていく。
しかし今度は、呂貴妃が体調を崩し、その原因を探ることになった翠珠は、後宮のいざこざに巻き込まれていき――。
後宮にはびこる病を、怜悧でキュートな新米医官が解き癒す。
ページをめくる手がとまらない! 面白さ100%の中華警察医療ミステリ、開幕!
いずれは地元・南洲に帰り、実家の医院を継ぐつもりだ。
いまだ、世の風潮は女性が職業を持つことへの根強い反発がある。そのため、患者に見下されるなど嫌な思いをすることも少なくなかった。
だが、師匠であるベテラン医官・拓中士は評判の人格者で、翠珠はやりがいに満ち溢れながら仕事をしていた。
ある日翠珠は、懇意にしている薬店に、御史台(監察官)の捜査が入った現場に遭遇する。
調査にやって来た若き官吏・鄭夕宵(てい・ゆうしょう)曰く、数か月前に流産した皇帝の寵妃・河嬪(かひん)の殿舎から堕胎薬が見つかり、薬を盛られて流産した可能性が持ち上がったらしい。
そんな折、第一妃・呂貴妃(ろきひ)が後宮の外部の薬店と取引をしていたことが判明し、彼女に嫌疑がかかっているのだという。
重要参考人としてあわや捕縛されかけた店主を、翠珠は医学的知識を根拠に救う。
その数日後、とつぜん翠珠に後宮への配属替えが命ぜられる!
指導官の先輩女医・晏紫霞(あん・しか)は、花も零れる絶世の美女だった。医術の腕も相当なものらしい。
突如配置換えさせられた理由も不明だし、市井の医院で働きたかった翠珠はがっかりするが、
夕宵や紫霞と関わるうちに、彼らの内面を知り、よき関係を築いていく。
しかし今度は、呂貴妃が体調を崩し、その原因を探ることになった翠珠は、後宮のいざこざに巻き込まれていき――。
後宮にはびこる病を、怜悧でキュートな新米医官が解き癒す。
ページをめくる手がとまらない! 面白さ100%の中華警察医療ミステリ、開幕!
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 704円(本体640円+税)
- ISBN: 9784041127285
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角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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坂城 弥生2023/02/1641この後翠珠は後宮に残るのかなぁ?シリーズになって欲しいな。
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よっち2023/01/2338女子太医学校を卒業し、市井の医療院で研修する新人医官・李翠珠。医学的知識で根拠に薬店店主を救ったことをきっかけに、後宮への配置換えを命ぜられる中華医療ミステリ。彼女の医療に対する真摯な姿勢や医学知識を評価され、若き官吏・鄭夕宵とともに、河嬪の殿舎から見つかった堕胎薬、発熱を繰り返す御史大夫、呂貴妃が体調を崩した原因など、後宮や周辺で次々と起きる医療絡みの事件解決に挑む展開で、姉弟子や周囲とも相談しながら過去の因縁も絡むそれらの真相を解き明かしてみせた読後感は悪くなかったです。今後に期待の新シリーズですね。
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らび2023/05/1529これ系慣れ過ぎたか、全然面白くなかった。ありふれ過ぎたのもありますが、中身はかなり幼稚。小田さん結構読んでますがこれは続編とかもういいです。出ても読まない。
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ナディ2023/01/2529ネタバレありもう少しひねりと厚さ(中身もページ数も)が欲しかった。これはこれで面白いが、熱さがほしい。
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かなで2023/02/0223ネタバレあり祖母、母も医師であり、女子太医学校を首席で卒業した翠珠は、医療院で研修医として勤めていた。2年間の研修を終えたら、実家の医院を継いでいこうとしていたのだが、医療院と懇意にしている薬剤屋で、とある事情から貴妃の侍女および御史台と出会ったことで、内廷の医局へと転属されてしまう。→一癖も二癖もあるキャラは流石の小田先生。翠珠は誰よりも医官らしい天命を志すというタイトル回収も良かった。古い時代を描くなら仕方がないが、女が家庭に入るべきという固定概念に逆らう感じでストーリーが展開されていくので、少しだけ食傷気味。
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