暗闇の非行少年たち

発売日 : 2022/12/23
子どもたちの明けない夜を描いた、『15歳のテロリスト』著者の衝撃作!
少年院から退院した18歳の水井ハノは、更生を誓いながらも上手く現実に馴染めず、再び犯罪に手を染めようとしていた。そんな時、SNSで「ティンカーベル」と名乗る人物から、ある仮想共有空間(メタバース)への招待状が届き――。
 空間に集う顔も本名も知らない子供たちとの交流を通し、暗闇にいたハノは居場所を見つけていく。だが、事情を抱える子供たちのある“共通点”に気づいた時――、謎の管理人ティンカーベルが姿を消した。予想もつかない事態へ、ハノたちも巻き込まれていく。

子供たちを集める謎の管理人ティンカーベルの目的とは。更生を願い、もがく少女が見つけた光は、希望かそれとも――?
鳴りやまない反響に20万部突破 『15歳のテロリスト』の著者が放つ、新たな衝撃ミステリー!!

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みんなのレビュー

  • よっち
    2023/02/03
    少年院から退院したものの、上手く現実に馴染めずにいた18歳の水井ハノ。そんな時SNSでティンカーベルと名乗る人物から、ある仮想共有空間への招待状が届くミステリ。空間に集う顔も本名も知らない子供たちとの交流を通して、少しずつ居場所を見つけていくハノ。しかし事情を抱える子供たちの共通点に気づいた時、思わぬ事態へ巻き込まれていく展開で、恵まれない境遇ではどうしても上手くいかないこともありますけど、やり直す機会を得ることができた時に、きちんと居場所があって、それを見守ってフォローしてくれる存在はやはり大切ですね。
  • あゆ
    2023/07/04
    暗闇の非行少年たち これを読んではじめに思ったのが真ニくんってほんとに悪いことしたのかなっていう点。ネバーランドの世界って楽しそうだなって思った。カノンの過去についてもやりすぎ感はあるけど同情はできる
  • きたさん
    2023/02/06
    現代日本に生きる若者が関わる社会問題を描くことに定評のある作者の今回のテーマは、「罪を犯した少年が、更生し社会で生きていくこと」。タイトルからも察せられるように、これまでの作品にあったようなミステリー要素、エンタメ要素は少なく、直球で社会問題を投げてきたように感じました。現実社会でもちょうどこのテーマのようなニュースが取り上げられていて、偶然にもより一層切実さを持って読むことになりました。まずは知ること。知った上で考えること。そして、行動すること。それが、彼等らと同じ国で生きる私ができることなのかな。
  • 白雪ちょこ
    2024/12/02
    ネタバレあり
    10代20代の暗闇を生きる、少年少女らの心理がふんだんに描かれていた。 少年院や孤独を抱えている子供達の、救われるために訪れているのに、どんどんと闇に落ちてしまう現状。 主人公ハノを中心に、彼らが前を向いてなんとか真面目に生きようと、藻掻いている姿も胸を締め付けられる。 ネバーランドの創設者である思いや、償おうとした途端の難病など、眉をひそめ胸を痛める展開となっていたが、最終的にハノのまっすぐさと情熱のおかげで、彼らは救われたのだなと。 現在の社会問題としても描かれているので、大人にも是非読んでほしい。
  • よしりん
    2024/08/19
    ネタバレあり
    ここに出てきた“ブル前”のような場所はきっと日本全国どこにでもあってそこで時間を潰したり犯罪に巻き込まれていく子どもたちは数えきれないくらいいるんだと思う。『ネバーランド』は安全な場所だったけどSNS上にだって危険はいっぱいで善意ばかりじゃないということを忘れちゃいけない。