先生とわたしのお弁当

発売日 : 2017/03/15
先生のお弁当には、秘密と謎が詰まっている――青春グルメミステリー
著名な料理研究家を父に持ちながら一切料理ができない女子高生・ちとせ。父の入院をきっかけに壊滅的な食生活を送っていると、先生がお弁当を作ってくれることに。喜んだのも束の間、そのお弁当がトラブルを招いて?
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 682円(本体620円+税)
  • ISBN: 9784040722160

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みんなのレビュー

  • スズ
    2017/03/17
    料理研究家の父を持つが、料理が全く出来ない女子高生のちとせは、父の入院を機にコンビニ弁当ばかりの食生活を送ってしまう。しかし、父の料理教室に通っていた社会科教師の小匣先生が彼女の事情を知り、ちとせの為にお弁当を作ってくれるようになるのだが……。おにぎりコロッケや鶏肉と枝豆の唐揚げ等、美味しそうなおかずが沢山登場し、ちとせと共に目を輝かせてしまいました。お弁当を通して友人とギクシャクしてしまう事もありましたが、ちとせが小匣先生のアドバイスを受けながら、お弁当を通して友達と絆を深めていく様子が良かったです。
  • 佐島楓
    2017/03/18
    題名から甘目な内容を期待して購入させていただいたけれど、ちょっと(だいぶ?)違っていて意外な喜びがあった。料理が作れないことにコンプレックスを抱く料理研究家を父に持つ女子高生と、鉄面皮だけど料理の腕前がレベルの高い先生。面白いですねこういう変化球もの。もう絶対に一筋縄ではいかない二人、これからどうなるんでしょう。ことごとくお料理の描写が美味しそうなのも楽しい。ちょっとミステリ要素があるのも好みです。
  • メルル
    2017/05/10
    拠所無い事情から、ロボメガネ先生にお弁当を作ってもらうことになった、ちとせ。そのお弁当の美味しそうなこと。食べることに目の無いちとせは、胃袋をがっちりと掴まれる。お弁当に関係する謎。先生はとことん、謎に付き合ってくれる。冷淡に見えても優しさ溢れる先生なりのアドバイス。この先生、もうすでに悟りを開いていそう。ギャップ萌え。茜との友人関係を築いていく様子が良かった。ベッタリだけが、友じゃない。
  • おかだ
    2023/12/01
    軽いものが読みたいなと娘の本棚から拝借した本。本当に軽くてサクサク読めた。女子高生のちひろは父親が料理研究家だけど料理が全くできない。ある日父親が事故に遭い入院、突然食に困るようになる。ひょんな事から学校の先生にお弁当を作って貰う事になり、というお話。愛想なしの先生が作るお弁当が絶品。そしてお弁当を絡めた軽い謎解きが3つ。先生の推理がキレッキレですわ。ちひろと先生の今後に含みを持たせた終わり方してるけど続きは無いのか。ほのぼのと楽しめる、確かに中学生女子向きの小説だった。
  • Syouichi Nishiyama
    2017/12/31
    ネタバレあり
    2017年ラスト。 ベタな先生と女子高生とちょいと謎解き。 表紙帯タイトルの軽さと裏腹にしっかりしている内容でまぁまぁ好き。 2017ー162