春華とりかえ抄 榮国物語 七

発売日 : 2022/12/13
男女逆転の秘密が暴かれた! 大人気中華風ファンタジー、堂々完結!!
ーー【待望の最終巻!】ーー

 女と知られ、海宝から愛の告白をされた春蘭。戸惑って何も答えられない彼女は、仕事に没頭して平常心を保とうとする。
 一方、莉珠の母・丹霞が待望の懐妊。後見人である海宝は盤石の地位を得たと思われた。
 しかし、追い詰められた白水の暗躍で、海宝は都から離れることに。重ねて双子のとりかえの嘘が世間に暴露され、さらに春雷は懐妊中の丹霞暗殺未遂で投獄――!?
 ついに訪れる入れ替わりの秘密が裁かれる日。双子の運命の行く末は……。大人気・男女逆転中華風ファンタジー、感動の最終巻!

ーー【人物紹介】ーー
◆青春蘭(せい しゅんらん)
宰相秘書官
双子の片割れ。男装し官僚として宮廷に勤める。

◆天海宝(てん かいほう)
榮国宰相
春蘭の上司。前王朝の皇族でもある。

◆青春雷(せい しゅんらい)
皇女の侍女
双子の片割れ。女装し後宮に皇女に仕える。

◆蘇莉珠(そ りじゅ)
榮国皇女
春雷の主であり、現皇帝の第一子。

◆楊秋明(よう しゅうめい)
宦官
双子のとりかえを手伝った人物。あらゆる情報に精通する。

◆王紫峰(おう しほう)
刑部の官僚
春蘭と海宝の友人。司法を司る刑部に勤める。

◆華杏子(か きょうし)
皇女の侍女
春雷と同じく皇女に仕える。

◆孟梅香(もう ばいこう)
孟家の令嬢
海宝の又従妹であり、春蘭の友人。

◆趙景翔(ちょう けいしょう)
枢密使
海宝の元部下。現在は軍事を司る。

◆董白水(とう はくすい)
三司使
白面愁眉の貴公子。謎めいた知性と美貌を持つ。

◆李子君(り しくん)
三司の官僚
敵陣営の人物だが、たびたび双子に手を貸す。

◆羅玄瑞(ら げんずい)
御史台の官僚
皇后の弟。何度も海宝と対立した過去がある。
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784040737218

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

富士見L文庫の新刊

  • 悪魔さんの8畳ワンルーム甘やかしごはん
    NEW
    悪魔さんの8畳ワンルーム甘やかしごはん
    悪魔風レシピが、お疲れOLのお腹と心を癒やします!
    夕日 (著者) / イトコ (イラスト)
    発売日: 2025/09/12
    富士見L文庫
  • 旦那の同僚がエルフかもしれません 2
    NEW
    旦那の同僚がエルフかもしれません 2
    どんなときも、私が君の帰る場所。最強夫婦のおもてなしファンタジー第2弾
    竹岡葉月 (著者) / コタチユウ (イラスト)
    発売日: 2025/09/12
    富士見L文庫
  • 二階の悪魔さん 地獄への帰り方、探してます。
    NEW
    二階の悪魔さん 地獄への帰り方、探してます。
    地獄の侯爵アヴナスの(非)日常系四畳半喜劇!
    谷崎泉 (著者) / 稲荷家房之介 (イラスト)
    発売日: 2025/09/12
    富士見L文庫
  • 百華死亡遊戯 冷遇妃の瞳は後宮の命花を映す
    NEW
    百華死亡遊戯 冷遇妃の瞳は後宮の命花を映す
    その瞳、死の運命を見通す――ひ弱な下級妃が非凡な力で挑む後宮デスゲーム
    もえぎ桃 (著者) / とよた瑣織 (イラスト)
    発売日: 2025/09/12
    富士見L文庫
  • 朧の花嫁 四
    朧の花嫁 四
    この水平線の先に、愛しいひとがいる――。人気の大正純愛物語、第4弾!
    みちふむ (著者) / 鴉羽凛燈 (イラスト)
    発売日: 2025/08/12
    富士見L文庫
    試し読みする

みんなのレビュー

  • よっち
    2023/02/13
    女と知られ、海宝から愛の告白をされた春蘭。しかし、追い詰められた白水の暗躍により双子の秘密が暴かれ、様々なことが重なり窮地に陥ってゆく第七弾。莉珠の母・丹霞が待望の懐妊。後見人である海宝は盤石の地位を得たと思われた矢先に、双子のとりかえの嘘が世間に暴露され、春雷は懐妊中の丹霞暗殺未遂で投獄、さらには他国の侵攻と厳しい状況でしたけど、そこから逃げるのではなくしっかりと向き合って苦境を乗り越えてみせた逆転劇はなかなか良かったですね。着地点が難しそうな二人とそれぞれの関係でしたけど、上手く収まって良かったです。
  • 咲穗
    2023/01/14
    完結! やっぱ結論は彩雲国物語と似た形になるのか〜 割とHappyエンドだったのはよかった!
  • 万論
    2023/01/07
    とうとう完結。ストーリー的にはOKだけど、今までを鑑みるとあっさりし過ぎ。ここまで来たのだからもっと練っても良かったかも。最後2巻にしても良かったと思う。前の方が熱かった。
  • せほ
    2022/12/31
    ネタバレあり
    「青雷の柔 蘭花の賢」この言葉から始まる「取替抄」 双子は「自分らしく生きるため」にとりかえ続行を決意、白水と戦うことを決めた。子君は白水が尭と手を組んだことぇ海宝陣へ遂に寝返った。 呆気なかったのが玄端がとりかえ無実側についたこと。「仕返しする前に去られちゃ困る」とは春蘭の言う通り変な理由な気がする。 海宝と春蘭はゴールイン。莉珠と春雷は後宮を出て外で暮らす。梅香と杏子は春蘭の付き人に。 最後に白水・子君が今回の鍵となった白水の大事な奴隷について話す場面では、秩序に囚われた彼の牢での様子が垣間見える。
  • せほ
    2022/12/30
    3年の時を経てついに完結。 ついに露見してしまった双子のとりかえ。 白水により暴露された秘密を知ってしまった己の陣営の仲間達が遂に春蘭を問い詰める。己の仕える皇女・莉珠の母・懐妊中の丹霞に対する暗殺未遂の疑いで投獄されてしまった春雷。 絶体絶命の危機に陥った二人が出した「自分らしい生き方」とは。とりかえはどうなってしまうのか。又、己に大事な人との向き合い方とは。皇族とは貴族とは農民とは性別による格差とは。