その男、指揮者につき…
発売日 :
2004/07/01
「悠季を愛しているのに、なぜこんな試練を与える!?」圭の新たな挑戦が始まる
「僕の音楽に神はいない」天才として賞賛され続けてきた圭の心の闇。それを最も鋭く突きつけるのは、悠季の奏でる音楽。「悠季を愛しているのに、なぜこんな試練を与える!?」愛と嫉妬の狭間で、音楽に祝福された悠季の体を激しく求める圭は……。自らの音楽をめざし、新たな挑戦を始めた圭を描く「形象と音楽と」、フジミメンバーの五十嵐の視点で描かれる「指揮者の本分」も収録。
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 565円(本体514円+税)
- ISBN: 9784044346423
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角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
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美雀(みすず)2017/02/2636ネタバレあり悠季の才能を認めながら嫉妬の炎を燃やし続ける圭。今度逢ったら殺してしまいそう。愛してるのに…。圭を見てると辛くなる。当の悠季は自分の事を自覚してない。こういうのっていい加減に腹が立つよね!悠季も圭が天才って思っちゃってるし、もうどうしようもないような感じがします。あら、イガちゃんの前でいけしゃあしゃあとのろける圭も可愛いな。
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rabbit2018/05/0118ネタバレあり第5部3作目、悠季が音楽の神に愛されているような神々しい演奏を目の当たりにするのに対して、自分の音楽には神がいないと思い悩む圭、師匠に仰いでみてはどうか?との悠季のアドバイスにより南郷師の元を訪ねる。師匠からしてみれば天才桐ノ院圭もこわっぱであり、人生の先達者として師匠を仰ぐ事の重要さが身に染みた話でした。
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ハル2021/10/0517ネタバレありシリーズ㉓第五部❸ ゆっくりくつろぎに来た温泉宿で悠季の演奏を聴き自分の才を思い知らされた圭。取り乱す圭に胸が痛む。そこから圭の苦悩と七転八倒の日々がはじまる…一人日本に帰国しM響の常任指揮者になりサムソンレコードとも契約。今の状況を相談した圭は悠季からの助言。2人の家に引っ越した五十嵐はしんどかっただろうなぁ。でもM響のオーディションに受かって良かったね😊フジミの定演に出るため帰国した悠季と圭の情熱的なH♥️最後まで苦しんでフジミでの指揮の途中天与の才能を花開かせ泣く圭にもらい泣きしちゃった。
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MM2016/10/1212ネタバレあり「形象と音楽と」悠季がイタリア留学中の日本での圭のお話。それまで天才と云われ自らもそれを自負してきた圭は悠季の花開く才能に嫉妬し自分の能力に行き詰まりを感じていた。苦悩する圭に恩師・南郷教授の出した答えは。。。「指揮者の本分」悠季不在の家に五十嵐が居候する。圭は教授の出した宿題に苦心し、五十嵐は就活(M響団員オーデション)に向けて特訓の日々。「その男、指揮者につき」フジミ定演のため留学から一時帰国の悠季。離れていた日々の寂しさを埋めるため愛情を確認し合う二人だが。。。
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雨蛙2017/11/019第5部-3。指揮者として行き詰まりを感じ始めた圭。着々と努力を重ね実力をつけていく悠季が自分を追い越しおいていくのではないかと焦り始める。うんうん。もがき苦しむ圭も見てみたかった。五十嵐君がM響に入ることを本気で考え始めエンジンをかける。悠季が苦しんでいた時と同じように寝る間も惜しんでひたすら練習に明け暮れる。音楽家への道のりは厳しい。
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