紙屋ふじさき記念館 結のアルバム

発売日 : 2022/11/22
未曾有の事態が世界を襲い誰もが会えない時を過ごす中、紙がつなぐ絆とは?
感染症の世界的大流行の影響で、記念館の閉館イベントは中止。
そんな中、百花(ももか)は大学4年生となり、リモート環境下で卒論と就活に取り組むことになった。
突如姿を変えてしまった日常に、不安や理不尽さを感じながらも、百花や大学の仲間たちは現実に精一杯向き合っていこうとする。
そんな中、ついに藤崎産業の採用試験が始まり、百花は面接で「和紙」の意義とは何かを改めて突きつけられることに。
一方の一成(かずなり)は、新記念館の再建のために何やら動き出しているようで……?

紙のぬくもりが教えてくれる。
今は離ればなれでも、私たちはひとりじゃない。
人と人との絆を描く、心うるおす大人気シリーズ第6巻。

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みんなのレビュー

  • しんごろ
    2023/02/19
    新型コロナ感染が流行し始めた頃を思い出す。緊急事態宣言、蔓延防止、三密、リモートワークなど、いろいろな聞き慣れない様々な言葉が飛び交い、様々なイベントも中止。学生にとって、思い出に残るようなことも奪われ辛いだろうなと思った。そんな中、できないなりに知恵を絞り、頑張る小冊子研究会のメンバーが逞しく思えた。百花も卒論など忙しい中、久しぶりに“できるかな”を彷彿させる工作シーンが、相変わらずいい。出番は少なかったが、一成も密かに動き出していて、格好良かった。とりあえず、百花、おめでとう。莉子もおめでとう。
  • mariya926
    2022/12/23
    ネタバレあり
    コロナで大学生は大変だなと思っていましたが、その辛さが描かれていました。最後の大学生活、アルバイト先も無くなり、一人(家族と)で黙々と卒論&就活に励む日々。最初の頃の和紙を丁寧に紹介というのが無くなり、前回から駆け足気味なのは同じですが、それでも楽しめました。そして就職先でもどのような活躍をするか?楽しみです。
  • みっちゃん
    2024/03/17
    ネタバレあり
    あの頃の終わりの見えない閉塞感と不安を思い出すと私も息苦しくなるような気がする。大切なひとたちとの語らいと触れあいを奪い、若者たちから学びと自己発現の場を奪い。でも、そんな中でも若いひとたちはネットやリモートを最大限に使って、懸命に前に進もうとしていたね。百花ちゃん、就職、卒業おめでとう。そして記念館はあの場所へと。最終巻に進みます。
  • のぶ
    2022/12/10
    物語も一つの区切りを迎えましたね。今回はコロナ禍での環境が大きく反映して記念館の閉館イベントは中止となる。卒業を間近に控えた百花は就職問題を抱えるが、藤崎産業への面接に臨み無事内定を勝ち取る事ができた。学園生活ではリモート環境下で卒論に取り組むことになった。突如姿を変えてしまった日常に、不安や理不尽さを感じながらも、百花や大学の仲間たちは現実に精一杯向き合っていこうとする。読んでいてリモートがいかに無味乾燥なものかを痛感させられた。ただ最後は感動で締めくくられていて、今後に希望を持たせるものだった。
  • シナモン
    2023/01/08
    シリーズ6作目。コロナ禍での大学生活はほんとに大変そうだったけど、困難な環境のなかでみんなで知恵を出し合って良いものにしていこうとする姿に感動したし、励まされた。 百花も晴れて就職も決まり、新しい記念館がつくられることになって(しかも川越!)、また新たなステージの始まりの予感が。他のほしおさんの作品と絡みも出てくるかな。続きが楽しみです。