雨宮兄弟の骨董事件簿

発売日 : 2022/11/22
訳アリ兄弟と世話焼き刑事が、謎を解き縁を結ぶ、アンティーク・ミステリ!
潮風香る港町、横浜の路地裏の石畳に佇むダークブラウンの小さな店、雨宮骨董店。
明るく才能豊かな若きディーラー・雨宮陽人(あまみや はると)が、弟の海星(かいせい)と共に経営する店だ。
しかしこの兄弟、生活能力に欠ける所があり、陽人の友人で刑事の本木匡士(ほんもく きょうじ)が面倒を見ている。

ある日、匡士が店を訪れると、陽人が女子高校生二人組に依頼され、カメオの鑑定の真っ最中だった。
陽人が買い取りを拒否し、二人は立ち去るが、直後、付近で高価なカメオの盗難事件が発生し……!?
(――第一話 女神のカメオ)

ある晴れた日、アンティーク・オークションに出掛けた陽人。
しかし、ギリシャで仕入れた取って置きの品を披露すると息巻いていた知り合いのディーラーが姿を現さない。
不審に思っていると、匡士から電話が入った。なんとそのディーラーが二日前から行方不明になっていると聞き――。
(――第二話 シルバーボックス)


「雨宮骨董店の名に於いて、謎を鑑定致します」
訳アリ兄弟×世話焼き刑事が、心を解き、縁を結ぶ、心ときめくアンティーク・ミステリ!

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みんなのレビュー

  • 雪紫
    2022/12/11
    アンティークを巡る謎と解放、結び付き。短いページ数と古いようでいて落ち着く雰囲気の中で現実の世知辛さと高里さんの優しさが込められる何処かファンタジック要素高めなミステリ。ある意味黒川さんは可愛いのでビスクドール回好き。しかし、相変わらずハッとして、グサグサ来る台詞の多いことよ・・・。特に雛の悲鳴は思い当たる節があるだけにエコーする・・・こう言う所あるから高里さんは油断出来ない。
  • kei302
    2023/01/11
    雨宮弟 海星の出自がはっきりしないまま次巻へ続く。弟クン、ひょっとすると妖精さん? と思わずにはいられない高里ワールド全開のアンティーク×ミステリ。1話目のカメオの模造品造り&売りさばき計画は現実にもありそうで、まあ、ワタクシには無縁の世界だからよいのですが…。
  • さっちゃん
    2023/01/31
    アンティーク×ミステリ+ファンタジー風味。両親の営む小さな骨董店を切り盛りしているディーラーの雨宮陽人。確かな鑑定眼と柔らかな物腰で誰からも好かれるイケメン君。その弟の海星は病弱で引きこもっているが、何やら不思議な力が。陽人の先輩でいつも兄弟の世話を焼く刑事の本木匡士と、その上司の黒川凪を中心に物語は進む。/アンティークには縁遠いけれど、蘊蓄も面白く読んでいてちょっと優雅な気分になれる。海星の出自や妖精さん、兄弟の両親など、残った謎は次作以降に明らかになるのかな。黒川さんメインの幕間も良かった。
  • はつばあば
    2023/10/24
    アンティークにミステリー?+BL付?否、婆の世迷い言。横浜の路地裏って読むだけで値が張りそう~って思ってしまう骨董屋の長男陽人と刑事の本木が先輩後輩の仲。カメオって百年も待たねば値打ちがでないのか・・なんて浅ましい読み方をしながらミステリーはどこやねん?と。陽人の大事な弟の海星君は謎の人。地球外生物かと思わせるほどの知的少年。だが一歩も家から出られない。二人に生活能力がないのにどうして暮らしているんだろうっていうのと、弟の出自がミステリーかな(笑)。骨董品は目利きが大事、24歳の若さで凄いものです。
  • 雪紫
    2025/06/06
    漫画版購入につき再読。絵で表現されたアンティークを漫画で見たから初読より物語に入りやすい。ハッとして、グサグサ来る台詞もノーカットな分・・・。