シャドウテイカ- 黒の彼方
発売日 :
2004/06/25
わたし、多分もう人間じゃないんです。
人の影に潜み、人の心を、欲望を、やがて肉体までをも喰らいつくすという怪物『カゲヌシ』の噂―新たな都市伝説に呼応するかのように、奇妙な事件が続発してゆく。高校生の裕生は、連続焼死事件の現場で「黒い虫」の死骸を見つける。時を同じくして、裕生の幼馴染みの少女・葉の身に、恐るべき変化が…。謎のメッセージ「ヒトリムシ」とは? そして『カゲヌシ』に取り憑かれた孤独な少女・葉の運命は!? 異次元の生物に寄生された少年、少女達の闘いを描く、三上延新ホラーシリーズ、ここに開幕。
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 627円(本体570円+税)
- ISBN: 9784840226974
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みんなのレビュー
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彩灯尋2025/03/0613ホラーと言うよりは異能系な感じ。都市伝説やオカルトにミステリー要素がプラスされていて面白かった。ビブリアの作者さんらしく、しっかりとミステリー要素が楽しめるので事前知識がない方が楽しめるタイプのものだと思う。恋愛要素もあったりとたくさんの要素を楽しむことができてとても良かったし、主人公の優男な性格も結構好み。イラストも懐かしい感じがして好きなんだよね。
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くろり - しろくろりちよ2012/12/063三上延2004年作品。都市伝説をモチーフにした「おとなしい女の子・葉と少しぼんやりした男の子・裕生のコンビの話」。第1巻は「カゲヌシ」。卵から産まれ、触れたら熱を発し、人を燃やし喰い殺してしまう虫たち。ホラー+ミステリテイスト。カゲヌシに憑かれているのは…?ミスリードを誘う。葉に憑いた「夜の彼方」という双頭の同族殺しの、葉の意識さえ食い荒らす犬にも注目。キャラがいいのにうまく立っていない元不良・兄が惜しい。心の闇に対する読み解きも、やや弱い。今後に期待。
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Natsumi2図書館
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シズク2012/05/182再読。都市伝説だと思われていたことが創作ではなく実際のことで人々に知られないところでひっそりと現れ人々を食っていく話。いい中二バトルもの。口数が少ない葉が可愛い。
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いけせ@特異性信者2011/10/01255点。この人はモーフィアス以来2回目。基本的構造はモーフィアスと変わらないが、引きつける点ではモーフィアスより弱いか。まあモーフィアスより昔の作品だしね。今んとこ普通、ああ流石にヒロインがそれはないよね、と安心させてはくれたかな。葉が可愛いので、一応2巻以降も読もうかな。水色髪は正義。/個人的に雄一は好きかも。
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