後宮一番の悪女

発売日 : 2022/09/15
地味顔の妃は「後宮一番の悪女」に化ける――
地味顔の琳麗は化粧で化ける。化粧品を愛し、愛が高じて自分で開発し都の人気商品にまでなった。
 けれど婚期を逃しそうな琳麗を心配した父親の策略で、後宮に入れられてしまう。
 一方、皇帝は我の強い妃たちが居座る金食い虫の後宮を解体したかった。
 そんな中、寵愛を欲しない琳麗を皇帝は気に入り交換条件を出す。
 それは「他の妃を後宮から追い出したら、後宮から出してやろう」というもの。
 そのため琳麗は化粧で絶世の美女となり、後宮一番の悪女を演じることを決めた――痛快後宮恋愛ファンタジー!
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 704円(本体640円+税)
  • ISBN: 9784040746821

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みんなのレビュー

  • 坂城 弥生
    2023/03/02
    父親たちに騙され後宮入りさせられた琳麗は皇帝との取引で四妃のうち半数を後宮から追い出したら無条件で後宮を出られるようにする。と言われ妃を追い出すために悪女を演じることに。
  • かなで
    2023/01/23
    ネタバレあり
    美女の母親と比べられ、卑屈な少女時代を過ごした琳麗は、母親が事故死したあと、遺品として残った化粧品により、大幅に顔を変えられることに気づく。段々とのめり込み、実家の商家に売り物として出せるほど。本人は一生結婚しないつもりだったが、父親と顔なじみの宦官に騙され後宮へと連れて来られる。そこで化粧品を売り込み、何事もなく一年過ぎても寵愛が無ければ後宮を出ていけることを知った琳麗だったが、その日のうちに夜伽の話が出てきてしまう。そこで出会った皇帝と秘密の契約を結ぶ→徳妃の件は寵妃とはいえ、死体とともに(続)
  • 真子
    2025/04/26
    ネタバレあり
    電子書籍にて。ぼんやり顔だが、化粧をすれば別人になる琳麗。化粧の技術だけでなく、化粧品の開発にも熱心で、後宮に自作の化粧品を広げようとしたら、騙されて後宮に入れられてしまった!皇帝と手を組み後宮の妃嬪を追い出すため、悪女になることに。いろいろ突っ込みどころはあるものの、全体的に好きな感じで面白かった。
  • はなりん
    2023/02/18
    化粧でオンオフが切り替わる、化粧オタクの琳麗。作った化粧品が、後宮御用達になる事を目指して頑張っていたが、父に騙されて妃として後宮に入って…。皇帝と後宮改革をするため、悪女役を引き受ける羽目になり、実はぼんやり顔が好みの皇帝と距離を縮めていくお話。さらっと読めるけど、化粧品や鉱石の蘊蓄が多く、ダレるところがあるかなぁ。その分話を進めてほしい。
  • 虚と紅羽
    2023/03/11
    勘違い系に入るのかな。詰めの甘さはそんな。 相対する妃達も小物ばっかりでそういう追い出し方するくらいなら皇帝側からさっさと理由つければいいのでは。割合行き当たりばったりというか、都合よく転がりますね、とグダグダになるよりはいいけども。 悪女を謳うならもっと残酷に、冷酷に、非道に、美しく麗しくまさしく悪の華と畏怖されてほしいですね。