わたし、二番目の彼女でいいから。 4
発売日 :
2022/09/09
危険で、甘美で、不健全な三角関係恋物語。高校生編・完結。
共有のルールにおけるペナルティ。それは破った方が俺と別れることだった。
だけど……。
「今すぐ、桐島君と別れてよ」
「……ごめん、できない」
これ以上はいけないと分かっていても、過熱していく感情は誰にも止められなくて。
傷つくと、傷つけると分かっていても、取れない選択こそが愛で。
もう引き返せない、泥沼の三角関係の行方は――。
100%危険で、甘美で、不健全な三角関係恋物語。高校生編・完結。
だけど……。
「今すぐ、桐島君と別れてよ」
「……ごめん、できない」
これ以上はいけないと分かっていても、過熱していく感情は誰にも止められなくて。
傷つくと、傷つけると分かっていても、取れない選択こそが愛で。
もう引き返せない、泥沼の三角関係の行方は――。
100%危険で、甘美で、不健全な三角関係恋物語。高校生編・完結。
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 726円(本体660円+税)
- ISBN: 9784049144017
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電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
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芳樹2022/09/1158ネタバレあり桐島と一線を越えた橘さんに、ルール違反で桐島と別れるよう求める早坂さん。一方、一線を越えたことで別れるなんて考えられない橘さん。混沌の極みにある三角関係に、柳先輩の提案が追い打ちをかける4巻は「高校生編」完結編。誰も幸せになれないんじゃないかと思っていたら、やっぱり予想通りの破滅的な結末へ。次回「大学生編」へと繋がるエピローグでは、「どうしてこうなった」というまさかの展開に。大学生編がこれまでを忘れたほのぼのラブコメになるのか、引き続き愛憎渦巻く昼メロ継続になるのか。続きが楽しみでなりません。
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S.T.2022/09/1154ネタバレあり想像以上の破滅で高校時代が終わった。主人公、桐島司郎は見事にやりたいことを全部やり切った(白目)。色々あったにせよ今巻が高校ラストなんだから、それなりにまとめてくるだろうなんて予想を思いっきり蹴っ飛ばす結末。そもそも“高校編ラスト”でしかないなら、「それなりにまとめる」必要なんてなかった(苦笑)。チラッと語られただけの大学編でも一行で爆弾を投げ込む作者よ。しかし、結局1巻から4巻まで強固に自分を枉げず、本質的に同じ失敗をし続けたというのが凄い。まあ、狂気の選択をするのに値する美しい少女たちではあるけども。
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よっち2022/09/0946破った方が司郎と別れる共有のルールにおけるペナルティ。けれど変わってしまった距離感がさらなる関係の複雑化を招いてゆく第四弾。学校では司郎の彼女として認知されている橘と、破ったのだから身を引くべきと彼女たらんとして堂々と振る舞い周囲の印象を激変させてゆく早坂。そんな状況で一縷の望みを託して起死回生の策を打つ柳先輩。序盤から全開の浜波劇場は面白かったですが、決断できない司郎の見通しの甘さがさらなるカオスを招いて、誰も幸せになれない結末は壮絶でしたが、ヒロインは報われないのに司郎はどこまでもほんとクズですね…。
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オセロ2022/09/1245もう感情がグチャグチャですよ…。 桐島を共有するうえで決めた抜け駆け禁止のルールを橘さんが破り、桐島と別れて欲しい早川さんと、桐島と別れるなんて考えられないという橘さん。 そんな袋小路の3人の関係が柳先輩のある提案で更に泥沼化することに。 桐島のことを思ってついたある嘘が明るみになったことで迎える想像し得る中でも最悪のラストで、大学生編は一体どうなるのか気になるところで予想外のエピソード。 今後も目が離せないシリーズですね。
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tks1357924682022/09/1044ネタバレありいやまさかの離別エンド……とはいえ、ステージは次へ。 クライマックスの流れ、作者ならやりかねない、ということを忘れていた。伏線としてそこかしこに散らばっていたのに。そして、3巻の後書きは完全に4巻への伏線でした。桐島という男はただただそこにある感情を肯定したい。世間体を気にせず、そこにある剥き出しの生を肯定して、幸せにしたかった。結果一般的にはクズに部類される人種に落ち着いたのだが。これあとは不倫とか絡んできてさらにもつれるのがくるんじゃねえかなあ、と思いつつ次巻を待つ
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