白雲去来 金椛国春秋外伝
発売日 :
2022/08/24
物語を彩る魅力的なあの人物たちの過去が明かされる、外伝集第2弾!
朔露軍との戦いから約二年半――。
忙しくも平和な日々を過ごしていた遊圭(ゆうけい)は、ある日、皇帝で義理の叔父でもある陽元(ようげん)から呼び出される。
戦功に対する報賞を一向に受け取ろうとしない玄月(げんげつ)の意向を確かめてくるよう命じられ、遊圭は気が重いながらも義兄となった玄月の家を訪ねることに。
そこで待っていたのは意外すぎるひととき、そして玄月の真意とは……?
その他に西域出身の金椛国将軍ルーシャンの少年時代を描いた表題作、祖国からの使節を迎える橘真人(きつまひと)に降りかかる災難と過去の懺悔を描く全3編!
金椛国の将来を担う男子たちの胸の内にあるものとは――?
じんわりと心にしみわたる、珠玉の後日譚集!
忙しくも平和な日々を過ごしていた遊圭(ゆうけい)は、ある日、皇帝で義理の叔父でもある陽元(ようげん)から呼び出される。
戦功に対する報賞を一向に受け取ろうとしない玄月(げんげつ)の意向を確かめてくるよう命じられ、遊圭は気が重いながらも義兄となった玄月の家を訪ねることに。
そこで待っていたのは意外すぎるひととき、そして玄月の真意とは……?
その他に西域出身の金椛国将軍ルーシャンの少年時代を描いた表題作、祖国からの使節を迎える橘真人(きつまひと)に降りかかる災難と過去の懺悔を描く全3編!
金椛国の将来を担う男子たちの胸の内にあるものとは――?
じんわりと心にしみわたる、珠玉の後日譚集!
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 682円(本体620円+税)
- ISBN: 9784041127308
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角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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さつき2022/09/2970ルーシャンの生い立ちを描いた表題作、己の過去と向き合う橘真人を描いた「東瀛国からの使節」、遊圭と玄月そして陽元のその後を描いた作品「皇帝の憂鬱」の3篇。どれも短いながらそれぞれの人物の人柄がしっかり見え、味わい深かったです。
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優希2025/04/1245外伝。完全にスピンオフと言えるでしょう。ルーシャンの少年時代の物語も面白かったですが、橘さんの話に惹かれました。懺悔のような想いに共感します。居場所のない被害感から世渡りしてきた辛さが刺さりました。最後、原付の幸せの一面を見ることができて良かったです。それぞれが落ち着いて一安心しました。
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はなりん2022/12/2544外伝3話。ルーシャンの幼少期の話を間に現在の正室と心の距離を縮める1話目。橘さんが故郷からの使節団を迎え、過去の罪と向き合う2話目。皇帝陽元と玄月と遊圭の2年後の3話目。陽元は皇帝として大丈夫か?と思う感じですが、玄月と遊圭のやり取りは好きです。玄月が遊圭に心許してる感じとか、家族と穏やかに過ごしてる感じとか、感慨深い。
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kagetrasama-aoi(葵・橘)2023/12/0341「白雲去来」金椛国春秋 外伝(Ⅱ)。「白雲去来」「東瀛国からの使節」「皇帝の憂鬱」の三編からなる外伝短編集。一番心弾ませながら読んだのは「東瀛国からの使節」です。橘真人の為人が丁寧に描写されていて、(ファンタジーの世界の登場人物ではありますが)心惹かれ応援ながら読みました。勿論、軽微とはいえ人を騙したことからの出発でしたから手放しで褒めるわけにはいきませんが、結局のところ心底に贖罪の気持ちを抱いていたことがわかりほっとしました。三編ともに楽しい掌編でした。面白かったです。
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MATSU2023/03/3040ネタバレありシリーズ外伝2冊目ですね。ルーシャン、橘真人、皇帝陽元の3話。ルーシャンの話は母を探す話。結局謎のままだがそれでいいのかなと。2話目の橘真人の話が私は良かった。橘垂水はわかっていて自分は最後まで黙っている、なんとも素敵な方。3話目は陽元と玄月の間に挟まれ、いつも通りなんとも言えない感じの遊圭。長いシリーズの間に色々あった出来事を紹介しながら書いてあったので、久々でもそうそうこんな事あったね。と思い出しながら読めました。最後の話は子供達も出てきて少しほっこりしながら読め良かったです。
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