エンド・オブ・アルカディア 2
発売日 :
2022/08/10
彼と彼女は諦めない。たとえ世界が一変しても、二人の絆は揺るがないから
《アルカディア》の破壊から2か月。秋人とフィリアたちは慣れないながらも手を取り合い、武器食料の補給や基地の防衛に追われていた。そんな中、原因不明の病変〈エラー517〉に倒れる仲間が続出。さらにテレサ社の大攻勢で追い詰められた秋人たちは、基地を捨て外の世界に踏み出す覚悟を決める。
身体の不調を隠して最前線へと向かう秋人。そのバディに名乗りを上げたのは彼の幼馴染・玲奈だった。フィリアに対抗心を燃やす彼女は、秋人への諦められない想いを胸に秘めていて――。
800kmの荒野を14日間以内に踏破せよ。少年少女たちの生死を賭けた行軍が始まる!
身体の不調を隠して最前線へと向かう秋人。そのバディに名乗りを上げたのは彼の幼馴染・玲奈だった。フィリアに対抗心を燃やす彼女は、秋人への諦められない想いを胸に秘めていて――。
800kmの荒野を14日間以内に踏破せよ。少年少女たちの生死を賭けた行軍が始まる!
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 726円(本体660円+税)
- ISBN: 9784049144529
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電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
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よっち2022/09/2631《アルカディア》破壊から2か月。原因不明の病変に倒れる仲間が続出した秋人たちが、基地を捨て外の世界に踏み出す覚悟を決める第二弾。慣れない武器食料の補給や基地の防衛に追われていた秋人とフィリアたちを襲う原因不明の病変〈エラー517〉。身体の不調を隠して最前線へと向かう秋人と、フィリアに対抗心を燃やしてそのバディに名乗りを上げる幼馴染・玲奈。生き返れない状況で決行されるギリギリの状況での激闘には緊張感がありましたけど、いろいろ新たな謎も明らかになって、何より認め合うフィリアと玲奈のライバル関係が良かったです。
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のれん2022/08/1113ネタバレありリスボーン技術を破壊した主人公一行。 残機が1のみになった生身の兵士として、緊張感のある行軍展開が出来ていて、1巻より中だるみがなかった。 それぞれの敵組織の対立も面白くなってきたが、ラストはそれを上手く利用していた。 主人公たちはそもそもオリジナルすら存在しない他国の兵士のクローンということなのか。 だとしたら、この技術体系そのものが兵士がいらない世界を目指していたということか。 作られた命に人権はないか。まさしくフランケンシュタインから続く古典SFだ。 少々挿絵が残念だったが、今後に期待したい。
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オセロ2022/08/1310読了
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リク@ぼっち党員2022/08/149ネタバレあり《アルカディア》を破壊したことで死ぬという当たり前を前提として行動せざるを得なくなった秋人たち。さらに原因不明のエラー発生で移動を余儀なくされる。ゲーム的な死ぬこと前提の作戦が立てられなくなったので、普通に銃撃戦になっていたのはこの作品のオリジナリティが薄れていたかな。ただ死なない戦場で死に続けた者と、明日死ぬかもしれない戦場で生き延びてきた者とで、価値観の相違を描写していたのがよかった。それは相容れないわ。秋人たちは迫る脅威を退け、本当の楽園を手にすることができるのか。
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真白優樹2022/08/148アルカディアを破壊し二か月、蔓延を始めた病を打開すべく新たな拠点を目指す今巻。―――荒野に煙るは大人の思惑、閃くは生きる子供の願い。 生き返れなくなったことで更に戦闘がひりついていく中、新たな拠点を目指す中で三つ巴の戦いにもつれ込む巻であり、玲奈の思いも語られていく、全てが本格的に加速していく巻である。果たしてこの先、秋人達は楽園に辿り着けるのか。彼等を狙い大人達や国が動き出していく中、生きていく子供達は政局の狭間で生きる道を見つけることは出来るのであろうか。 次巻も勿論楽しみである。
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