この世界からまた君がいなくなる夜に
発売日 :
2022/07/23
別れに向けて紡ぐ、精一杯のラブストーリー。
命の寿命を色で感じ取ってしまう女子高生の藤木六華はある夜、春風歩と名乗る青年と出会う。
夜の散歩が趣味だという彼は誰もが持つはずの命の色を持たず、そんな歩の不思議な雰囲気に六華は興味を持ち惹かれていく。
だがある日、町で見かけた彼はいつもと様子が違った。六華のことを覚えておらず、青色の命を纏い自分を“翔”だと告げ――。
やがて明らかになる、歩の切なく残酷な秘密。それを知ったうえで、二人は限りある時間で奇跡のような恋をする。
夜の散歩が趣味だという彼は誰もが持つはずの命の色を持たず、そんな歩の不思議な雰囲気に六華は興味を持ち惹かれていく。
だがある日、町で見かけた彼はいつもと様子が違った。六華のことを覚えておらず、青色の命を纏い自分を“翔”だと告げ――。
やがて明らかになる、歩の切なく残酷な秘密。それを知ったうえで、二人は限りある時間で奇跡のような恋をする。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 748円(本体680円+税)
- ISBN: 9784049145458
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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よっち2022/07/2438命の寿命を色で感じ取ってしまう女子高生・藤木六華。ある夜、春風歩と名乗る青年と出会い、二人は限りある時間で奇跡のような恋をする青春小説。夜の散歩が趣味だという歩は誰もが持つはずの命の色を持たず、そんな彼の不思議な雰囲気に興味を持ち惹かれていく六華。歩とはなぜ夜にしか出会えないのか、昼間に町で彼を見かけたことから明らかになる意外な真実があって、一見完璧に思えた六華の姉・若葉の苦悩も絡めながら、限りある時間の中で精一杯向き合うその想いはどこまでも真摯で、最後までらしくあろうとした二人がとても鮮烈な物語でした。
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はづき2022/10/0822ネタバレあり主人公の女の子・六華は人の寿命が色で視える。そんな中現れた男の子・春風歩に恋をするが、歩は無色透明で…表紙とタイトルからして悲しい系だと思い読んでみた。実際に悲しい系の恋物語だったけど設定がかなりファンタジーだった。実際にはなかなか無いと思う(わからないけど実際にあったらすみません)表紙の男の子の見た目はそっか、違うのか。本当はどんな姿なのか気になるね(笑) 表紙に載ってる列車がね、読んだら何かわかる。途中に出てくる映画とかも実際にあるやつで見たことなるから、出会いと別れって感じ。最後の方凄く良かった!
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アウル2022/08/0517ネタバレあり寿命が色で感じ取れてしまう六華はある夜に、春風歩と名乗る青年と出会う。歩には誰もが持つはずの色が見えず、そんな彼の不思議な雰囲気に魅かれていった六華だったが残酷な秘密が隠されていて...な話。う~ん、最初からなんとなく展開と結末が読めてしまっていたので個人的に話にのめり込むことが出来なかったわ。2人の関係性とか書き方とかは良かったんだけれども展開読めてしまうとどうしてもね...。
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リク@ぼっち党員2022/07/2311葉月文さんの紡ぐ物語は、やはりどこまでも透き通っている。人の命の色が見える少女と、無色透明な色を持つ少年の恋物語。死というテーマを扱っているけれど、闇夜にきらめく星を見上げるような眩しさがあった。そしてあとがきの言葉がとても染み入った。絶望に苛まれた時、そっと寄り添ってくれる人って本当に大切でかけがえのないもの。ひとりひとりでは心折れることでも"あわせ"れば乗り越えていける。そんな繋がりを大切に生きていきたいと思えた。
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日坂愛衣2022/07/2310相変わらずの葉月文、ある意味初志貫徹なストーリー。
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