走る凶気が私を殺りにくる
発売日 :
2022/07/23
あおり運転? 殺人鬼? 追ってくるのは誰? 極限下のドライブホラー!
うしろから、あおり運転。
助手席に、認知症の老人。
介護タクシー会社に勤務する芹沢千晶は、ある日、仕事中に後続車からあおり運転を受けた。
黒く巨大な車は獣のように荒々しく、車間を詰めてパッシングを繰り返す。助手席に認知症の老人を乗せる千晶は、次第に不安と恐怖を抱き始める。
何が気に入らないのか、何が目的なのか、ハンドルを握る手に汗がにじむ。やがて単なるあおり運転とは別の悪意を感じ始め……。
悪夢のような一日と、その果てに辿り着く恐るべき結末。
このドライブの結末は、誰も予想できない――。
極限下のドライブホラー!
助手席に、認知症の老人。
介護タクシー会社に勤務する芹沢千晶は、ある日、仕事中に後続車からあおり運転を受けた。
黒く巨大な車は獣のように荒々しく、車間を詰めてパッシングを繰り返す。助手席に認知症の老人を乗せる千晶は、次第に不安と恐怖を抱き始める。
何が気に入らないのか、何が目的なのか、ハンドルを握る手に汗がにじむ。やがて単なるあおり運転とは別の悪意を感じ始め……。
悪夢のような一日と、その果てに辿り着く恐るべき結末。
このドライブの結末は、誰も予想できない――。
極限下のドライブホラー!
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 770円(本体700円+税)
- ISBN: 9784049144116
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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みんち2022/08/2716ネタバレあり2022年夏、『屍介護(しかばねかいご)』というインパクト有り過ぎるタイトルと「横たわる得体の知れないモノを見つめるメイド風介護士」というカバーで唐突な登場にも関わらず注目度バツグンのデビューを飾った新進気鋭のホラー作家・三浦晴海(みうら・はるみ)氏。その氏が、前作の余韻が冷めやらぬ僅か一ヵ月という期間を経て早くも第二作を発刊! というワケで、三浦晴海氏の長編ロードサスペンス『走る狂気が私を殺(や)りにくる』を読了。
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うさっち2025/05/0412ネタバレあり介護タクシーのドライバー・千晶は認知症の老人を乗せている時にあおり運転を受ける。不安だし怖いはずなのに警察を呼ぶとか誰かを頼ることをしない千晶にモヤモヤ。あおり運転だけでは終わらず色んな要素がてんこ盛りのハラハラドキドキな展開で楽しめました。
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じーつー2023/05/1811煽り運転とか日常でも起こり得ることだからリアルな恐怖を感じる。 これは理不尽な恨みから狙われたものだけど、ここまで極端じゃなくてもリスクは常に隣にある。 追いかけられるの想像すると結構怖い。 千晶の選択肢は悪手じゃないかと思ってしまうものもいくつかあったりはしたけど、全体的には面白かった。 龍崎のおじいちゃんは善し悪し別として結構好き。 優しい雰囲気が。 幽霊に取り憑かれている時は別として。 その秘密が最後に発覚したのもよかった。 何も言わないまま、悟らせないまま守るのは中々にカッコいいでしょ。
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碧海いお2023/03/0510ネタバレあり読んだ後に元々はWEB公開だったのもを書籍化したものだということを知ります。介護タクシー会社に勤務する芹沢千晶は後続車からあおり運転を受け、老人を乗せている千晶は 不安と恐怖を抱き始める、ドライブホラー。 フィクションとわかっていても、本当に認知症が入っているの?だとか現実と重ね合わせてしまって楽しめませんでした。仕事中の出来事となると。 ホラー小説という暗さではよかったんじゃないかと。
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めぐ2022/10/129介護タクシーの運転手をしている元キャバ嬢の既婚女性が、利用者の老人を乗せたまま怪しい車にひたすら追い回される。カーチェイスものだが、ジャンルとしてはアクションよりもホラー。同世代の同性が主人公だからか、いつになく感情移入してしまい、自分まで車に閉じ込められストーカーに追われているような閉塞感と疾走感に、息も付けずに一気読み。まさかの急展開が目白押しで二転三転し、最後まで飽きない。振り落とされる読者も少なからず出そうだが、ありきたりな展開など食傷気味な私には良い塩梅だ。お陰で今日は楽しかった
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