わたしと隣の和菓子さま

発売日 : 2022/06/15
新たな居場所を見つけた少女の、和菓子みたいに甘く、じんわり優しい恋。
母の看病のため、学生らしい時を過ごせてこなかった慶子さんは、高校三年生を目前とした春の朝、ケーキのような甘い匂いに誘われ和菓子屋「寿々喜」に辿り着く。
 店員の青年に招かれ店内に入ると、出されたのは小さな“どら焼き”。そう、あの香りの正体はケーキではなく“和菓子”だったのだ。
 和菓子の魅力に惹かれ、お店に通い始める慶子さん。だが、進級後の新しいクラスで、慶子さんの隣の席になったのは、なんとあの和菓子屋の店員さんで……!?
 四季折々の和菓子と、ほんのり甘くじんわり優しい恋物語をどうぞ。
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784040745664

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

富士見L文庫の新刊

  • あやかしお宿の社員旅行。 かくりよの宿飯 13
    あやかしお宿の社員旅行。 かくりよの宿飯 13
    天神屋総出で現世へ! 社員旅行は新たな波乱と消えない過去につながって…
    友麻碧 (著者) / Laruha (イラスト)
    発売日: 2025/10/15
    富士見L文庫
    試し読みする
  • その巫女は悪女につき お前は、わたくしを殺す番犬
    その巫女は悪女につき お前は、わたくしを殺す番犬
    殺されたい巫女と、守りたい護衛。切なくも甘い中華風ロマンス。
    岡達 英茉 (著者) / 丑山 雨 (イラスト)
    発売日: 2025/10/15
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 白狼様と神隠しの少女 2 旅路の果て、神使と約束の指切りをしました
    白狼様と神隠しの少女 2 旅路の果て、神使と約束の指切りをしました
    孤独な少女と人間嫌いの神使様。異なる時を生きる二人の行く末は――
    雨咲 はな (著者) / SHABON (イラスト)
    発売日: 2025/10/15
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 碧雲物語 ~女のおれが霊法界の男子校に入ったら~ 二(上)
    碧雲物語 ~女のおれが霊法界の男子校に入ったら~ 二(上)
    冷たい美貌の寮監生と同室に!? 恋と冒険の本格中華ファンタジー第2巻!
    紅猫老君 (著者) / 未早 (イラスト)
    発売日: 2025/10/15
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 悪魔さんの8畳ワンルーム甘やかしごはん
    悪魔さんの8畳ワンルーム甘やかしごはん
    悪魔風レシピが、お疲れOLのお腹と心を癒やします!
    夕日 (著者) / イトコ (イラスト)
    発売日: 2025/09/12
    富士見L文庫
    試し読みする

みんなのレビュー

  • ツン
    2022/06/22
    主人公の記載が「慶子さん」。えっ?という感じだったけど、本当にそんな感じのいい子です。師匠からあんこを受け取るところ、千羽鶴のことについて鈴木君に語るところとかにも、彼女の性格が表れていて、良かったです。周囲のみんなから愛されるし、もう、最初から和菓子屋さんの若女将確定な感じ。常盤さんについていった告白現場のエピソードも驚いたけど、最後になって和菓子さまが、初めて名前呼ばれたとつぶやいたのも驚きました。。普通、そっちの意味じゃないよね。まだまだ二人のことを読み足りないです。。
  • 合縁奇縁
    2023/02/26
    ネタバレあり
    『新たな居場所を見つけた少女の、和菓子みたいに甘く、じんわり優しい恋。』母の看病のため、学生らしい時を過ごせてこなかった慶子さんは、高校三年生を目前とした春の朝、ケーキのような甘い匂いに誘われ和菓子屋「寿々喜」に辿り着く。店員の青年に招かれ店内に入ると、出されたのは小さな「どら焼き」。あの香りの正体はケーキではなく「和菓子」だった。和菓子の魅力に惹かれ、お店に通い始める慶子さん。だが、進級後の新しいクラスで、慶子さんの隣の席になったのは、なんとあの和菓子屋「寿々喜」の店員さんの鈴木君だった。四季折々の
  • 佐島楓@入院中
    2022/07/08
    主人公である慶子さんのキャラがとてもいい。天然も過ぎるといやらしくなることがあるが、この子にはそれがない。人物と人物の間に微妙な距離があって、お互い敬意を払っている感じがするのもいい。こういう作品を読むと、高校生っていいなぁと思ってしまいますね。
  • ぶんこ
    2022/09/23
    最近和菓子が出てくる本が続いたからか、上生菓子が食べたくてしかたない。季節を先取りしながら楽しませてくれるのもいいですね。特にひな祭りの3段重のお菓子セットに興味津々。食べたいです。目の前に置かれていたらもったいなくて中々食べられないでしょうけれど。中1の冬に母が倒れ、高3になる直前まで入院していたとは、大変な学生生活。やっと退院して親子3人での生活。それでも慶子さんは、まだ母が心配。そんな時、和菓子屋さんとの縁が拡がって、充実した高校3年生をおくれたのが嬉しい。慶子さんをバス停まで出迎える学さんが素敵。
  • むつこ
    2023/04/12
    いろいろな和菓子関係の小説を読んでいるがこれはまさしく「令和版・和菓子小説」。高校3年生の女の子と、近所の和菓子屋の同学年の男の子が主人公。和菓子と青春が織りなす爽やかで温かくやさしい1年が描かれている。ますます和菓子を好きになり、食べたくなります。