遺跡発掘師は笑わない 榛名山の荒ぶる神
発売日 :
2022/06/10
無量の〈鬼の手〉に異変が!? 天才発掘師が自らの夢と運命に向き合う!
宮内庁職員の降旗から、海外で新たに起ち上げる発掘派遣事務所への移籍を打診された無量は、迷いながらも群馬の発掘現場へ赴いた。
学術調査が目的だが、依頼人は無量の〈鬼の手〉に期待し、わざわざ指名してきたのだという。
発掘現場である、榛名山の噴火で埋もれた集落遺構からは、徳川埋蔵金と思しき千両箱が出土し、大騒ぎに。
なんと中には古墳時代の埴輪が入っており、マスコミも取材に押し寄せる。
しかし無量は、宝を前にしても全く反応しない自身の右手に強い不安を覚えていた。
これほどのものが埋まっているというのに、右手は全く熱くならなかったのだ。
〈鬼の手〉を失った自分は、いったい何者なのか――。
しかも無量を狙う民間軍事会社GRMの動きも怪しく……!?
日本中を発掘する大人気歴史ミステリ、待望の新刊!
学術調査が目的だが、依頼人は無量の〈鬼の手〉に期待し、わざわざ指名してきたのだという。
発掘現場である、榛名山の噴火で埋もれた集落遺構からは、徳川埋蔵金と思しき千両箱が出土し、大騒ぎに。
なんと中には古墳時代の埴輪が入っており、マスコミも取材に押し寄せる。
しかし無量は、宝を前にしても全く反応しない自身の右手に強い不安を覚えていた。
これほどのものが埋まっているというのに、右手は全く熱くならなかったのだ。
〈鬼の手〉を失った自分は、いったい何者なのか――。
しかも無量を狙う民間軍事会社GRMの動きも怪しく……!?
日本中を発掘する大人気歴史ミステリ、待望の新刊!
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 704円(本体640円+税)
- ISBN: 9784041124901
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角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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よっしー2023/09/2228右手が沈黙を保ち、落ち着かない無量。そこに、降旗から引き抜きの話が持ちかけられ…。萌もコーディネーターの道か武道を極めるかでモヤモヤ。本音を出さない二人の会話だと、そりゃ拗れもするよなと思いながら読んでいました。今回の話、今度の旅行で行く予定の場所、かつ旦那が車好きと言うこともあり、山攻めの話や車の方に印象が残ってしまいました。最も、私自身は詳しくも無いのですが…。物語もまた、めっちゃ気になるところで終わっているので、早めに続きを読もうと思います。
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よっち2022/07/1828宮内庁職員の降旗から、海外で新たに起ち上げる発掘派遣事務所への移籍を打診された無量。迷いながらも群馬の発掘現場へ赴く第十五弾。反応しない〈鬼の手〉に異変を感じながら発掘に取り組んだ集落遺構で発見され、大騒ぎとなった徳川埋蔵金と思しき千両箱の存在。中に入っていた古墳時代の埴輪にはどんな意味があるのか、移籍話と鬼の手の異変に揺れる無量、彼を気にかける忍や萌絵それぞれに葛藤が生まれる展開でしたけど、忍や萌絵と組んでの役割分担がだいぶいい感じになってきていて、窮地に陥った彼らの逆襲に期待したいところではあります。
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香翠2022/09/1324今回は群馬県が舞台。西原くんの様子が少々心配ではありますが、「ここ行ったことある」とか「ん!もしかしてこれは⁉︎」なんて、地元あるあるを楽しんでいます。また今回は考古学・遺跡好き以外に、車好きさんにも楽しめる作品のような気も。続きが気になるので、早速次行きます!
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tomtom2022/10/2819まさかの次巻に続く。今回は行ったことのある場所だったので嬉しい。群馬の歴史も知ることが出来て楽しかった。無量の手や萌絵の今後もどうなるのか楽しみ。
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ソルト2022/09/2819ネタバレあり宮内庁書陵部の職員、降旗に呼び足された西原無量。彼から海外の事務所へ移籍しないかと申し出があり悩む彼。しかし無量にはもう一つ、近頃何も騒がない鬼の手が気がかりとなっていて…。モヤモヤとした不安を抱えた中、次の現場は群馬県渋川町榛名山の麓にある遺跡へ。榛名山噴火により埋もれた集落から出てきた千両箱。徳川の埋蔵金では?!と盛り上るが中に入っていたのは埴輪と鏡…。千両箱を巡り襲いくる謎の黒い車と黒ずくめの男、そして赤天狗の仮面を被った者。忍や萌絵らは無事なのか気になる。
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