片羽の妖精の愛され婚
発売日 :
2022/06/01
愛妻家な英雄公爵×片羽の妖精花嫁。愛を知らない花嫁は蜜愛に溺れる――。
妖精郷を囲む大森林を火事から救った公爵・キリアンへの礼として、差し出された妖精のリゼル。自分が片羽だから厄介払いされたのだと落胆するが、幼少期に妖精との特別な思い出を持つキリアンは、大事な伴侶としてリゼルを迎え、大切にしてくれる。本来の明るさを取り戻したリゼルは眠っていた妖精の力を開花し始めるが、それは妖精が崇める<妖精の木>だけが持つ“宝玉を生む力”と酷似していた。それを知った妖精族の族長によってリゼルは連れ戻されてしまい――!?
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 770円(本体700円+税)
- ISBN: 9784041125830
角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
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honoka2022/06/1130ネタバレあり不憫受けファンタジー面白かった。不憫な境遇でもかばってくれる幼馴染がいて理解し愛してくれる伴侶を得られるから物語に没頭できる。唯一イラつくのが族長。「すまなかった、リゼル」で済むはずなかろーが。作者様、優し過ぎるよ。街子さん絵も好き。
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ハル2022/06/1520ネタバレあり人間と妖精の架け橋としてキリアンとリゼルは結婚するんだけど…族長のリゼルに対しての言葉や態度があまりに酷すぎてムカムカ。縁のあった2人が幸せになるのは嬉しいのだけど、長年リゼルを虐げておきながらあの一言で終わらせてしまう族長にまたムカムカしちゃった。リゼルのおかげで人間と妖精族がまた交流するようになってお互いいい関係を結んでいけるようになって良かったです😊
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きょん2022/07/2417人間の国の貴族(妾腹の王子)×片羽の妖精。妖精国で片羽で飛べない受が妖精族から冷たく扱われるのが不憫だったので、誠実な攻に溺愛されてホッとする。族長の頑なな人間嫌いにはちょっとげんなりするけど、実際に被害を受けた世代としてはされた仕打ちを忘れられないのも仕方ないのかも。哀しい歴史を実際に経験していない若者世代が良い関係を作って行ってくれると良いなあ。
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nono2023/10/1412ネタバレありBL。生まれながらに片羽が無い妖精のリゼルが、長い間交わりを断っていた人間と妖精族の友好の為に公爵家のキリアンに嫁ぐ事から始まる物語は、妖精国で不憫な扱いを受けてきたリゼルがキリアンと心を通わせ幸せになる優しい物語。出来る事を少しずつ頑張るリゼル、そんなリゼルに頑なな心を明け渡すキリアン、種族の違いを乗り越えて幸せを得た彼等の恋物語、ふんわり楽しく読了。
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もきゅ子2022/08/1410ネタバレあり初々しいカップルの微笑ましい様子が楽しかった。片羽を理由に妖精達に冷遇されていた受けが人に嫁がされる話。受けは出来損ないの自分が結婚相手なんて申し訳ない…と怯えていたけど、攻めは受けに一目でメロメロで尽くしまくる。だけど初心で清らかな受けを大切にし過ぎておでこキス止まりなのも面白かった。攻めを喜ばさせたいと執事に助言を貰うも言葉通り本当に一緒に寝るだけの受けにも笑った。毎晩添い寝して、朝は手を繋いで庭の散歩をする初々しい二人が可愛かった。
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