同い年の妹と、二人一人旅
発売日 :
2022/06/24
旅先で出会った若女将(同い年)が、義理の妹になっちゃった!?
「旅は一人に限る」が信条の高校生、月島海人。好きな時間に好きな場所へ──効率よく計画通りに進められる魅力に惹かれ、バイト代を貯めては全国を一人旅していた。しかし父の再婚で義妹ができたことで、計画通りに行かない毎日が始まる。北海道から来た連れ子の美少女・冬凪栞は同い年の若女将。仕事をするうちに「旅」に憧れた彼女は、海人の旅行についていきたいと言うのだ。当然それを拒否する海人だが、栞の心中を知り仕方なく了承。代わりに、二人でそれぞれ一人旅をする「二人一人旅」ということにして、日帰り旅行から始めるが──。旅を通して、お互いを知っていく。心温まる二人の物語、出発です。
- レーベル: MF文庫J
- 定価: 682円(本体620円+税)
- ISBN: 9784046814104
MF文庫Jの新刊
みんなのレビュー
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芳樹2022/06/2446【BW】素敵な作品。一人旅至上主義の高2男子・海人が父親の再婚で義妹となった同い年の栞とともに、一人旅を二人でする「二人一人旅」を通じて心を通わせていく青春物語。「一人」にこだわる海人が、それに同行したいという栞を邪険にすることなく、さらに彼女が楽しむためにと色々と考える優しさに心を打たれました。二人ともそれぞれ「旅をしたい」という思いを抱えていますが、次第に明らかになるその理由にまたグッとくるものがあります。海人と栞が”二人で”旅することで、これからどんな関係を築いていくのか。続きが楽しみです。
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なっぱaaua2022/07/0245独り旅が好きな高校生海人は親の再婚によって同い年の栞が妹になる。栞の亡くなった父親が旅に行った函館を目指す為、二人は二人一人旅を始める。日光、鎌倉、函館とガイドブックの様な感もありながらもう少しその場所を掘り下げても良かったかも。物語は二人の関係性が深まっていく様子が心地良いのと旅の楽しさが伝わってきますね。家族の優しさを感じる冬凪家の人たち。心癒されます。二人の旅が続くと良いね。電子版の特典書き下ろしの家庭科授業での栞さんの行動はクラスの皆が吃驚なのでは。
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よっち2022/06/2434旅は一人に限るが信条の高校生・月島海人。北海道の旅館で出会った同い年の若女将・冬凪栞と、父の再婚で連れ子の義妹として再会を果たす青春旅行小説。好きな時間に好きな場所へ、効率よく計画通りに進められる魅力に惹かれ、バイト代を貯めて全国を一人旅していた海人と、その旅行についていきたいと言う旅行初心者・栞が始める期間限定「二人一人旅」。日光・鎌倉・函館と二人で旅を重ねる中でお互いのことを知っていって、それぞれの旅の理由も明らかになって、だんだんと心境が変わってゆく二人のこれからの旅をまた読んでみたいと思いました。
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オセロ2022/06/2830一人旅が趣味な海人が旅行先で出会った栞と親の再婚で義兄妹になった2人が紡ぐ旅行ラブコメ。 2人が旅行を通じて心を通わせる様子や、旅行を純粋に楽しむ様子が伝わってきて、旅行したくなりました。 2人が抱えているものは決して軽いものではないけれど、折り合いを付ける展開はグッとくるものがあって、続刊に期待したい新作ですね。
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西野西狸2022/08/0825ネタバレあり再婚同棲もののコンセプトに二人一人旅という要素を加えていて実際の風景が流れていくように見える。江戸時代の道中記とか膝栗毛物みたいな。設定はとても面白いのでもっといろいろな所を旅行してい欲しいのと、より精度を持って旅行地の風景を描いたらいいなと思う。作者は北海道出身らしいが、ヒロインの北海道弁が雑なのが読んでいてとても気になる。
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