深夜0時の司書見習い
発売日 :
2022/04/22
不思議な図書館で綴られる、本と人の絆を繋ぐビブリオファンタジー。
高校生の美原アンが夏休みにホームステイすることになったのは、札幌の郊外に佇む私設図書館、通称「図書屋敷」。不愛想な館主・セージに告げられたルールを破り、アンは真夜中の図書館に迷い込んでしまう。そこは荒廃した裏の世界――“物語の幻影”が彷徨する「図書迷宮」だった!
迷宮の司書を務めることになったアンは「図書館の本を多くの人間に読ませ、迷宮を復興する」よう命じられて……!?
美しい自然に囲まれた古屋敷で、自信のない少女の“物語”が色づき始める――。
~本への愛に満ちた《本好きへ贈る物語》に、業界から絶賛の声続出!~
◆「この本の扉を開けると迷宮の扉が見えます。進んで下さい。無限に想像力が開放されていくでしょう」
――佐竹美保氏/挿絵画家(福音館書店『魔女の宅急便』3~6巻、徳間書店『魔法使いハウルと火の悪魔』 ほか)
◆「後半、いきなり、この展開はすごい。反則なみにすごいのに、これをこんなに見事に締めくくるなんて、すごすぎます。あと、こんな本に、こんなおとなしいタイトルを付けるのは反則でしょう」
――金原瑞人氏/翻訳家
◆「物語の持つ力が人々の心を解きほぐす、強くて優しい願いに満ちた物語です。図書屋敷にも図書迷宮にも行ってみたい!」
――三上延氏/小説家(メディアワークス文庫『ビブリア古書堂の事件手帖』著者)
迷宮の司書を務めることになったアンは「図書館の本を多くの人間に読ませ、迷宮を復興する」よう命じられて……!?
美しい自然に囲まれた古屋敷で、自信のない少女の“物語”が色づき始める――。
~本への愛に満ちた《本好きへ贈る物語》に、業界から絶賛の声続出!~
◆「この本の扉を開けると迷宮の扉が見えます。進んで下さい。無限に想像力が開放されていくでしょう」
――佐竹美保氏/挿絵画家(福音館書店『魔女の宅急便』3~6巻、徳間書店『魔法使いハウルと火の悪魔』 ほか)
◆「後半、いきなり、この展開はすごい。反則なみにすごいのに、これをこんなに見事に締めくくるなんて、すごすぎます。あと、こんな本に、こんなおとなしいタイトルを付けるのは反則でしょう」
――金原瑞人氏/翻訳家
◆「物語の持つ力が人々の心を解きほぐす、強くて優しい願いに満ちた物語です。図書屋敷にも図書迷宮にも行ってみたい!」
――三上延氏/小説家(メディアワークス文庫『ビブリア古書堂の事件手帖』著者)
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 748円(本体680円+税)
- ISBN: 9784049140576
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みんなのレビュー
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mura_ユル活動2023/02/12134ネタバレあり近江氏初読み。読友さんのレビューで。図書館と深夜、そして司書と来たら読まずにいられない。冒険小説、ファンタジーでミステリー、全4編の連作短編。最北の私立図書館<モミの木文庫>、守らねばならない三つのルール。夜眠ると迷宮に。楽しんだのは、それぞれの編で作家のもみじが語る本の読みどころ、『荘子』『クローディアの秘密』『シャーロック・ホームズの冒険』、そして『おおきなかぶ』。残念ながら、私の想像力が足らないのか、アクションシーンは目に浮かび辛かったけれど。図書館と本を守るため奮闘する姿に深い愛を感じました。
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寂しがり屋の狼さん2023/08/06125高校生の『美原アン』が夏休みにホームステイすることになったのは、札幌の郊外な佇む私立図書館、通称『図書屋敷』。不愛想な館主に告げられたルールを破り、アンは真夜中の図書館に迷い込んでしまう。そこは荒廃した裏の世界…『図書迷宮』だった。(◕ᴗ◕✿)少女が猫と書籍と少年の謎に挑む冒険小説。夏休みにピッタリの本です。📖
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茜2023/01/1684札幌が舞台の私設図書館でのストーリーで興味を惹きつけられました。冒頭の方で出てくる市電や北海道弁「とうきび」「あずましくない」やっぱり札幌が舞台だとそういう言葉出てくるよねー♪何だか親近感が湧いてくる。やっと辿り着いたのは古い赤レンガの塀が右を見ても左を見ても延々と続く屋敷。そして、ステイホームする為に3つのルールが課される。ケータイやスマホ、ネットに繋がるものを図書館に持ち込まない、部屋の鍵は常にかけて夜は部屋から出てはいけない、猫の言うことに耳を貸してはいけない。。。ファンタジー好きの方にお勧めです。
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えみ2023/05/2871さあ、躊躇わずその扉を開けよう。叡智の世界を救いに行こう。自分のために、誰かのために…さあ、一歩を、勇気を振り絞って、過去を乗り越え、今できることを携えて、友人たちを救いにその扉のなかへ、物語が待つ“図書迷宮”へ一歩を踏み出そう!そこから彼女の物語は広がっていく。知識と知恵と想像力を幾重にも重ねた最高のビブリオファンタジー。本好きの立場からしてみれば、人に傷つけられ臆病になっていた心を癒すのは、やはり人であり、物語の力であってほしいと思わずにはいられなかった。好きだ、やっぱり好きだ。浄化される清純な物語。
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Karl Heintz Schneider2022/11/1264「猫の言うことに耳を貸してはいけない」あれほど固く言われてたのに・・・猫がしゃべったり、屋敷の中に迷宮があったり・・・。ガッツリ、ファンタジーである。「司書見習い」という御馳走ワードに騙された(笑)。実はこの物語は少女の成長物語でもある。図書迷宮の中では怖いな、嫌だなと思ったことが現実となってしまう。それまで彼女は失敗を恐れて何かに挑戦することを諦めてきたが、迷宮の復興というミッションを通して少しずつ変わってゆく。自分にも当てはまると思いながら読んだ。まだ60歳、色んな事にチャレンジしてゆきたい。
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