いらっしゃいませ下町和菓子栗丸堂 5 横浜唐菓子事変
発売日 :
2022/03/25
ほんのり甘い和菓子の中に見つける小さな宝物
葉桜が雨に映える東京、浅草。栗田は葵の父に認めてもらうべく和菓子職人の大会優勝に向け、今日も葵と二人、自分たちの味を模索していた。
しかし栗丸堂にかかってきた一本の不思議な電話から人探しが始まる。心当たりを探して街を歩くうち、栗田は気にかけていた人物とばったり出会うことになる――。
やさしい甘さの和菓子の中に、それぞれの人が見つけた大切なものとは?
吾妻橋のたもとの傘の中、栗田と葵の二人の距離も縮まって……。
◆目次◆
栗どら焼き
大学芋
月餅
しかし栗丸堂にかかってきた一本の不思議な電話から人探しが始まる。心当たりを探して街を歩くうち、栗田は気にかけていた人物とばったり出会うことになる――。
やさしい甘さの和菓子の中に、それぞれの人が見つけた大切なものとは?
吾妻橋のたもとの傘の中、栗田と葵の二人の距離も縮まって……。
◆目次◆
栗どら焼き
大学芋
月餅
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 737円(本体670円+税)
- ISBN: 9784049143638
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みんなのレビュー
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dr20062024/05/1453「出逢ったすべてのものへの執着を捨てよ。無常なり。」第5弾は前作に続き、葵とペアを組んだ栗田が全国菓子職人勝ち抜き戦の予選に挑む。本戦を踏まえお菓子の研究に余念がない二人だが、相変わらずお菓子にまつわる「謎」が持ち込まれる。本作の3つの謎(短編)の中で、昭和/平成一桁時代の流行語連発が爆笑の「栗どら焼き」、食べるとなぜかやめられない素朴な「大学芋」の話が面白かった。恋心は客観性を蝕む等というが、なかなか伸展しない葵と栗田の♥の行方は、本戦の結果次第ということらしい。いよいよ次作が本戦らしい、是非読みたい。
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Nyah2022/06/2053YouTubeでみた死んだはずの嵐山さんを知りませんか?の件。/予選の後に義和(葵父)から鳳凰堂に入らないかと誘われる。葵と栗田は藤原幸臣と一緒に浅草をめぐり、環奈を助ける。幸臣も今後について栗田に問いかける。/唐菓子の催しモノに行く間に他の客と閉じ込められる。それは‥。/栗田と葵の二人の距離❗️次は本選だあ。葵さんを守り、鳳凰堂の看板はいらないと言ってしまえる栗田がかっこいい。
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ひさか2022/07/15522022年3月メディアワークス文庫刊。書き下ろし。シリーズ5作目、通算10作目。栗どら焼き、大学芋、月餅、の3つの連作短編。奈良、京都と浅草から離れた話が続いたが、やはり浅草の栗丸堂をホームグランドにする栗田の話が好ましい。そのせいか葵さんのギャグも華やいでいる。そして栗田と葵さんとのコンビネーションが復活したのが楽しい。続きますねぇ。
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ぽろん2022/05/2634二人の結束が益々強まった今巻でした。栗どら焼き、食べたいなあ。そして、大会の結果は、如何に、、。もう一波乱有りそうです。
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よっしー2023/06/1833久しぶりに続編を読みました。栗田と葵の距離が自然と縮まってきて微笑ましいのですが…結婚まではまだまだ障害が多そうです。とはいえ、栗田が腹をくぐった様なので、この後の展開は早そうですね。サブタイトルにもあった「唐菓子」。月餅のイメージしか有りませんでしたが、色々あるのですね(よくよく考えるとあって当然なのですが…)。時代を越えて受け継がれているお菓子、私も食べたくなりました。ただ、事件に関係した人は腹黒すぎて…消化不良を起こした気分になりました。さて、次はどんな展開があるのやら。続編、楽しみです。
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