煤まみれの騎士 1

発売日 : 2022/03/17
どこかに届くまで、この剣を振り続ける──魔力なき男が世界に抗う英雄譚!
知勇ともに優れた神童・ロルフは、十五歳の時に誰もが神から授かるはずの魔力を授からなかった。
 彼の恵まれた人生は一転、男爵家を廃嫡、さらには幼馴染のエミリーとの婚約までも破棄され、騎士団では"煤まみれ"と罵られる地獄の日々が始まる。
 しかし、それでもロルフは悲観せず、ただひたすら剣を振り続けた。
 そうして磨き上げた剣技と膨大な知識、そして不屈の精神によって、彼は襲い掛かる様々な苦難を乗り越えていく──!
 騎士とは何か。正しさとは何か。守るべきものとは何か。そして彼がやがて行き着く未来とは──。
 神に棄てられた男の峻烈な生き様を描く、壮大な物語がいま始まる。
  • レーベル: 電撃の新文芸
  • 定価: 1430円(本体1300円+税)
  • ISBN: 9784049142099

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みんなのレビュー

  • こも 旧柏バカ一代
    2022/03/19
    知識、剣術に秀でており将来を有望視されていた少年が15歳で神から魔力を授かるはずが、魔力を授かれなかった。それでも騎士になる事を願い冷遇されながらも騎士団に所属していた。でも実力は魔力が無いため銀の武装をしている隊長級には全く相手にならず、剣術が秀でていても魔力を使われると平の隊員にも敵わない状態。遂には噛ませ犬のような扱いにされ毎日嬲られるような日々。それでも実戦の際には行軍の工程などに意見をするが無視されるが、注意した通りになり。戦場では手柄を立て女将軍に気に入られてしまう。
  • アウル
    2022/03/20
    ネタバレあり
    知勇ともに優れて神童と呼ばれていたロルフだったが、15歳の時に誰もが神から授かるという魔力を授からなかった事により人生が一変してしまう。生家である男爵家を廃嫡。幼馴染との婚約破棄、騎士団入団したものの煤まみれと罵られるという地獄な日々を過ごしていた。しかしロルフは悲観せずただひたすらに己を磨き上げて様々な苦難を乗り越えていく話。これは面白かったな。虐げられ続けながらもただひたすら愚直なまでに頑張るロルフの姿は読んでいて辛いとこも多かったが少しでも認めてくれる人がいて良かった。七難八苦なロルフがどうなるのか
  • わたー
    2023/03/02
    ★★★★★カタルシス…カタルシスは何処…剣の才に恵まれ、騎士を目指す主人公が、神からの祝福を唯一得られなかったことで廃嫡され、元婚約者の従騎士として最底辺の扱いをされる姿を描くファンタジー。ジャンルで言えば追放モノなのだが、1冊まるまる使って追放されるまでをそれはもう丁寧に描いてくれている構成になっているため、お手軽に爽快感を味わいたい層には全く合わない作品になっている。その胸糞悪さにページをめくる手は止まりがちになったものの、決して面白くないわけではないところが実にタチが悪い。
  • のれん
    2022/05/24
    読みながら『家畜人ヤプー』を思い出した。 いやまったくそれとは違う成りあがる叙勲騎士道物語なんだけど、差別の度合いが才能どころか人種差ぐらいの環境で、その環境がヒロインたちにも影響していくのが残酷でリアリティがあった。 一生奴隷まがいの「灰かぶり」ならぬ「煤まみれ」扱いをされても動じず、淡々と自分でできる戦果を挙げていく主人公は鋼鉄の精神ではある。だが同時に良いように名誉を取られる姿に、彼を愛した人たちも失望していき徐々に見下していくのが面白い。(1/2)
  • TERU
    2022/03/24
    知勇ともに優れた『ロルフ』は、15歳の時に誰もが神から授かるはずの魔力を授からなかった。 
彼の恵まれた人生は一転、お家を廃嫡、幼馴染『エミリー』との婚約も破棄され、騎士団では『煤まみれ』と罵られる日々が始まる。 
しかしそれでも、ロルフはひたすら剣を振り続けた。 
騎士とは、正しさとは、守るべきものとは、ロルフの進む道に待っているものとは... これは良い! 内容的には、魔力至上主義の世界で魔力を授からなかった男が周りから虐げられるも、愚直に剣を振り続け報われるのかどうなのか...って感じの作品。