天詠花譚 不滅の花をきみに捧ぐ

発売日 : 2022/02/25
あなたと出会い、“わたし”を見つける、運命の和風魔法ロマンス
わたしが読み、貴方が唱え、帝都で花咲く“幸せの魔法”
明治24年、魔法が社会に浸透し始めた帝都東京に敵国の女スパイ蓮花が、海を越えて上陸する。目的は、伝説の「アサナトの魔導書」の奪還。
魔導書が隠されていると言われる豪商・鷹無家に潜入し、一人息子の宗一郎に接近する。だが蓮花の魔導書を読み解く能力を見込んだ宗一郎から、人々の生活を豊かにする為の魔法道具開発に、力を貸してほしいと頼まれてしまい……。

全く異なる世界を生きてきた二人が、手を取り合い運命を切り拓いていく、和風魔法ロマンス、ここに開幕!!

≪登場人物紹介≫
蓮花:魔法国家・美芳国のスパイ。魔導書を読み解く解読者。時おり見る謎めいた夢に悩まされている。

鷹無宗一郎:豪商・鷹無家の一人息子。魔法を発動できる詠唱者。人々の生活に魔法を役立てようとしている。

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みんなのレビュー

  • ひぬ
    2022/03/23
    魔導書の解読者であるスパイ・蓮花は伝説の「アサナトの魔導書」を求めて、日本の鷹無家へと潜入し、一人息子の宗一郎に接近します。魔道具を開発する宗一郎と接するうちに徐々に彼に惹かれていくも、自身の使命との板挟みで葛藤する蓮花の様子が上手く描かれていたと思いました。宗一郎と蓮花の関係性はもちろん、詠唱者と解読者という独自の魔法設定もあり、良かったです。和風魔法ファンタジーロマンスというジャンル過多な物語でしたが、一つ一つの要素がしっかりと立っていました。そして表紙が美麗…
  • かなで
    2022/03/21
    ネタバレあり
    表紙からして、ほのぼの敵対系かと思えば、中身はガッツリ魔法ファンタジー兼殺人拷問要素あり。 詠唱者と解読者が揃って初めて魔法が発動する世界で、美芳国は魔法至上主義を掲げ、他国へとスパイ活動をさせていた。アサナトの魔導書の表紙には一国を破滅させる力があり、それを取り戻すため、蓮花は日本の鷹無家へと、仲間のロイと共にスパイとして潜入する。日本では鷹無家のみが魔法仕様を認められており、表紙もそこにあると思われていた。そして、一人息子である宗一郎と出会い、蓮花は、『失われた記憶』を取り戻していく。(続)
  • ぐっち
    2022/05/28
    思いのほか面白かった!バラバラになった「アサナトの魔術書」の中でも10の究極魔法が記された表紙、その争奪戦。蓮花は美芳国のスパイで、婚約者候補の椿に成りすまして、鷹無家に潜入する。解読者と詠唱者が分かれてバディになる関係が良く生かされたストーリー展開も、宗一郎さんと蓮花の関係もよかったです。
  • 日坂愛衣
    2022/02/27
    なかなか素敵な和風魔法ロマン物語、蓮花は偽の婚約者として宗一郎に接近したけど、彼との日常の中で本物の絆を育てた、二人の相性抜群は心を癒やす。そして周りの人も個性豊かで色んな思いを抱える。特に大吾さん、第一印象が最悪だけと、終盤彼の覚悟から貰う感動は本物と思う、本当に偉い人。宗一郎と蓮花のそれぞれの秘密や本当の”出合い”もちょっと重いだけと素敵と思う。これから二人の二人三脚を期待する
  • 虚と紅羽
    2022/08/15
    もしも日本に魔法があったらのIF世界。 本当に自分が誰か分からなくなるほどスパイやってたの?ってくらい蓮花の詰めが甘いけど、この辺はあるある。序盤だけでもやからしてるのに今までよく殺されなかったな。 しかし魔法を使うのに詠唱者と解読者のバディでないと弱めの初級魔法以外使えないって、不便すぎてバディ関係の為だけの設定なのかな。魔導書の解読、詠唱者へ伝達、と手間が多い分発動にどうしても時間が掛かるからたぶん近づいて包丁とかで刺した方が早いし強い。詠唱者潰せば解読者だけじゃ回復魔法使えないしね。