准教授・高槻彰良の推察 7 語りの底に眠るもの
発売日 :
2022/03/23
ドラマ化で話題騒然! 大人気民俗学ミステリ、決意と絆が深まる第7弾!
青和大の女子学生が高槻と尚哉の元へ相談に訪れた。
サークルの友達と一緒に、雑居ビルのエレベーターで「異界に行く方法」を試した翌日、うち一人が行方不明になったという。
心当たりを尋ねると、彼女の声は歪み――。(――第一章「違う世界へ行く方法」)
遠山からの依頼で、栃木の山奥へ赴いた高槻と尚哉。
別荘地を作るための工事中らしいのだが、沼を埋め立てようとしたところ、不審な出来事が相次ぎ、困っているという。
しかもその沼には「ヌシ」が棲むという伝承もあるらしく!? (――第二章「沼のヌシ」)
「――先生が全部忘れても、俺が覚えています。約束したでしょう」
実写ドラマ化で話題騒然&人気沸騰!
異界に魅入られた凸凹コンビの民俗学ミステリ、第7弾!
サークルの友達と一緒に、雑居ビルのエレベーターで「異界に行く方法」を試した翌日、うち一人が行方不明になったという。
心当たりを尋ねると、彼女の声は歪み――。(――第一章「違う世界へ行く方法」)
遠山からの依頼で、栃木の山奥へ赴いた高槻と尚哉。
別荘地を作るための工事中らしいのだが、沼を埋め立てようとしたところ、不審な出来事が相次ぎ、困っているという。
しかもその沼には「ヌシ」が棲むという伝承もあるらしく!? (――第二章「沼のヌシ」)
「――先生が全部忘れても、俺が覚えています。約束したでしょう」
実写ドラマ化で話題騒然&人気沸騰!
異界に魅入られた凸凹コンビの民俗学ミステリ、第7弾!
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 748円(本体680円+税)
- ISBN: 9784041119662
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角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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ひさか2022/08/251622022年3月角川文庫刊。書き下ろし。シリーズ7作目。通算8作目。違う世界へ行く方法、沼のヌシ、人魚の肉、の3つの連作短編。不死身の紗絵さんの登場が興味深く面白かった。まだまだ続きそうな予感…。
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mariya9262022/04/20148エレベーターで異界に行く話も、ヌシがいるという沼も、人魚を食べるレストランも、ミステリー的によく出来ていると思いました。異界の話のように見えて、事件絡みが多い印象です。そこらへんの塩梅が上手いです。一番異界だったのが、紗絵の過去の出来事でした。軽く約束しているように見せて、その約束を握って現実を生きている高槻先生が弄らしく、尚哉と同じ境遇でも猫を溺愛している遠山さんや、少しずつ現実の世界でも楽しめるようになってきた尚哉など、これからどうなっていくのかが楽しみです。
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ちょろこ2022/04/26140シリーズ7の一冊。今回はせつなさが印象に残った巻だった。第一章「違う世界へ行く方法」は大学生が抱える自分の居場所作り、ままならない現実との怪異の絡め方が胸を打つ。第二章「沼のヌシ」の民俗学は興味深く読みながらも、せつなさが、随所での言葉がしんみり沁み渡る。遠山さんとアキラ先生の生き方の対比をじっくり考える尚哉。彼はどんな道を選ぶのかな。夜空の瞳の出没頻度が増えてきたのが不安。アキラ先生も尚哉もほんと、どこにも行かないで欲しい。良いな〜、大切な人達との約束を守るって。約束、まだまだいっぱい増やして欲しい。
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みっちゃん2023/11/10128ネタバレあり「怪現象」として持ち込まれた相談、三件とも要警察、の重大事案であった、の巻。特に最終話はおぞましい事この上なし。この店に集う客達も、ある程度気がついて敢えて、なんだとしたらそれこそ恐ろしや。やっと再登場した紗絵だが、夏樹くんと顔見知りってことは既に「登録済」なんだね。思いがけなくあさひちゃんも出てきて「この後、先生のところに行く予定」そうか、そうか、にまにま。「藍色の瞳」の高槻の出現の頻度が増えてるね、いよいよ山場近し、なのか。
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OSOGON152023/11/19127ネタバレありシリーズ7作品目。3章からなる短編でした。女子学生が高槻の元へサークルの友達が異界に行く方法を試し行方不明になったと相談に…遠山の依頼で栃木の山奥へ赴いた高槻と尚哉。そこは別荘地を作るための工事中らしいのだが、沼を埋め立てようとしたところ、不審な出来事が相次ぎ、困っているという。しかもその沼には「ヌシ」が棲むという伝承もあるらしい…沼のヌシの正体を探る。不老不死になると言われている人魚の肉を提供する怪しいレストランに潜入する高槻と尚哉の話だが…サエさんの正体が明らかに…高槻先生の正体がますます気になる。
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