スパイ教室短編集 02 私を愛したスパイ先生

発売日 : 2021/12/18
スパイ少女たちの日常を目撃せよ! 珠玉の短編集第二弾が登場!
死亡率九割を超える”不可能任務”に挑む機関―灯―。その前身、かつて戦争を終結させたスパイチームの頂点-焔-のリーダー『紅炉』は、絶望の縁から救い出した幼き少女・ティアに、
自身の死を前に希望と詳細不明の『鍵』を託した。
 時は経ち、ティアは鍵の用途を求め、ついに錠がかけられた箱を発見する。慎重に箱を開けると紅炉の遺言が記されていた。
「クラウスは、アナタを  ている」
 肝心な箇所が空白になった紅炉の遺言を発端にして、勘違いが勘違いを生み、『灯』全体を巻き込む大騒動が勃発してしまう!?
『スパイ教室』シリーズ短編集第2弾!

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みんなのレビュー

  • 雪紫
    2022/06/01
    「危なかったぜ。あたしらも『あぽぉぉぉぉぉ』になりかけた」うん、全力で同意するわ。わたしも目こすったし。アネットマジでアネット。本編があれなことになってるのはなんのその、4巻前後の出来事を描く短編集。サラにラブレターや、エルナの内心ツッコミと不幸体質がまさかの結果になりつつもリリィのシリアスで引き締める(やっぱり学校にもちゃんとリリィのいいところ知ってて気に掛けてるひといたんだな)。リリィとティアが全体的に真面目な意味でも、ボケ的な意味でも、ぐっとまとめてくれます。うん、6巻があれだから良い清涼剤。
  • なっぱaaua
    2021/12/25
    ネタバレあり
    紅炉の置き土産からティアの書いた一枚の紙がきっかけで少女たちを混乱に至らせる、なんて書くと事件か!と思いきや色恋沙汰のなんともスッ惚けた話なのでした。その合間に加わるファーストシーズンのあれやこれや。アネットが凄まじく優秀であること。ティアがやっぱりポンコツだということ、サラが優しい娘であること、エルナの不幸が大活躍だったこと、リリィはおバカだけどとっても真面目で底なしの精神力であることを再認識することが出来ます。~続く~
  • 芳樹
    2021/12/23
    【BW】「クラウスは、アナタを愛している」というメモから始まるドタバタ楽しい短編集でした。楽しい中にもシリアスな展開もあって、特に4巻の裏側でリリィがどんな活躍をしていたかを知れたのが、リリィ好きの自分にはとても良かった。あのセリフをリリィに言わせるとは。リリィ、カッコカワイイ。
  • ナギ
    2022/11/07
    短編集第2弾だが、本編での伏線の補修と回収も兼ねているのかな?と感じた。それだけ設定にこだわっている作品だと思う。遺言に奔走されるメンバーも面白い。個人的にはサラの恋愛話がスカッとしました。本編とは雰囲気が違うのも良いですね。
  • よっち
    2022/02/03
    「灯」の前身、「焔」のリーダー「紅炉」が絶望の縁から救い出したティアに託した、自身の死を前に希望と詳細不明の『鍵』。肝心な箇所が空白になったその遺言を発端に、勘違いが勘違いを生み『灯』全体を巻き込む大騒動が勃発する短編集第二弾。アネットがアルバイトで見せた意外な才能、特技を疑われたティアの奮闘、不幸体質エルナの潜入任務、命がけの時間稼ぎで孤軍奮闘するリリィなど、少し前の時間軸を舞台にメンバーたちの意外な一面だったり、シリアスもコメディも行けるそれぞれの魅力が存分につまったエピソードはなかなか良かったです。