しずく石町の法律家は狼と眠る

発売日 : 2021/11/20
真面目な美形法律家と「家族」の白い狼、そして敏腕弁護士の秘密って?
東京都23区の片隅、しずく石町。
この町で法律事務所を営む空良(そら)は、白い犬のふりをした狼と暮らしている。
風火(ふうか)という名のその狼は、
実は空良の弟で、2人きりの時だけ人間に戻れる。
そんな不思議な兄弟に厄介な同居人が! 
敏腕弁護士の田村麻呂だ。
スーツを着こなす美丈夫の彼は、
空良の検察時代の宿敵、いやもっと前、
田村麻呂が征夷大将軍だった頃からの因縁の相手で……。
1200年を生きる宿命的な3人の、前人未読の法律相談事件録!

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

角川文庫 キャラクター文芸の新刊

  • 黒猫とショコラトリーの名探偵 シークレット・ビターチョコレート
    黒猫とショコラトリーの名探偵 シークレット・ビターチョコレート
    恩人のショコラティエが冤罪で逮捕!? 猫ミステリ堂々完結!
    高里椎奈 (著者) / 伊東七つ生 (イラスト)
    発売日: 2025/11/25
    角川文庫 キャラクター文芸
    試し読みする
  • 皇帝陛下の禍祓士 堕ちた後宮
    皇帝陛下の禍祓士 堕ちた後宮
    穢れの謎を解き、皇帝を救え。謎多き女道士による中華退魔ファンタジー!
    柊 (著者) / syo5 (イラスト)
    発売日: 2025/11/25
    角川文庫 キャラクター文芸
    試し読みする
  • 袖の香はひそやかに薫る 平安身代わり恋ものがたり
    袖の香はひそやかに薫る 平安身代わり恋ものがたり
    「あなたは一体誰――?」運命に導かれて出会った二人の平安ラブストーリー
    深山くのえ (著者) / 鴉羽凛燈 (イラスト)
    発売日: 2025/11/25
    角川文庫 キャラクター文芸
    試し読みする
  • その呪物、取扱注意につき 全滅学級の呪い
    その呪物、取扱注意につき 全滅学級の呪い
    「全滅学級」に隠された謎とは!? 呪物を紐解くオカルトミステリ第3弾!
    谷尾 銀 (著者) / アオジマイコ (イラスト)
    発売日: 2025/11/25
    角川文庫 キャラクター文芸
    試し読みする
  • 祟り神さまの災愛なる花嫁 2
    祟り神さまの災愛なる花嫁 2
    『十番様の縁結び』の著者が贈る新たな和風契約婚物語、待望の続刊!
    東堂燦 (著者) / 沖田ちゃとら (イラスト)
    発売日: 2025/11/25
    角川文庫 キャラクター文芸
    試し読みする

みんなのレビュー

  • はつばあば
    2023/02/10
    「毎日晴天」の作者様だもの、どれだけ期待して・・読みたくなるのを我慢してこの時を待ったか!。田村麻呂も良いです。狼もいいです!イメージが違ったのかな( ;∀;)。いやいや昨日の筆グルメから住所録が消えたのが引っかかってるのでしょう。作者さんごめんなさい( ;∀;)。また気分のいい時に再読させてもらいます
  • honoka
    2021/12/09
    ネタバレあり
    みなさんのレビューが素晴らしくて殆ど言う事ない。あえて言うなら「ラーメンかい!」。いえ、深い話に絶妙なユーモアをありがとうございます。風火いかなくて良かった。
  • よっしー
    2023/05/08
    タイトルと表紙絵にひかれて手に取りました。ただ…私には合わなかった一冊でした。田村麻呂と彼を恨む兄弟が永い年月を微妙な距離感で過ごしていたのは分かるのですが、話として何が伝えたいのか分からず、読み砕くのに時間がかかってしまいました。う~ん、残念。
  • 2022/06/13
    ネタバレあり
    公認不正検査士という珍しい職業に就いている空良と弟の風火。長閑なしずく石町で暮らしていたところに、同居人として現れたのは宿敵である田村麻呂。1200年という年月を三人で生きてきた中で、人間としての成長をしていく姿が描かれていた。お仕事小説でもあり、ファンタジーでもあり、成長物語でもあり……はたまた美味しそうなご飯描写もあるという、どれも見所がある作品だった。BL小説も書かれているだけあって、所々萌えもある。とても面白かった。
  • nono
    2022/03/22
    ネタバレあり
    図書館本。BL作家さんの非BL、ですが円陣先生の麗しい表紙に間違った期待wを抱きながら読了。東京23区の片隅のしずく石町で公認不正検査士を営む空良と弟の風火、そして下宿人の弁護士・田村麻呂、彼等が織りなす物語は1200年の年月を経て成就する。正しき事を求める強き心、友を死なせた後悔、そしてずっと共に居た存在のかけがえのなさ。表題からは想像も付かない構成に唸り、この地に在住の作家さんならではの視点に頷き、ラーメンが全てを凌駕する理を楽しむ。物語の醍醐味を実感、とても楽しく読了。