海鳥東月の『でたらめ』な事情

発売日 : 2021/11/25
史上最高の応募総数2332作、その頂点! 第17回新人賞、最優秀賞作!
「財布? 携帯? ぜんぜん違うよ。私が盗まれたのは――鉛筆さ」仲良しのクラスの女子・奈良芳乃(ルビ:ならよしの)から突如、謎の相談を受けた海鳥東月(ルビ:うみどりとうげつ)。だがそれは奇妙奇天烈な事象の始まりに過ぎなかった。海鳥の自宅に現れた謎のネコミミパーカー『でたらめちゃん』。彼女によって引き起こされるトイレの貸し借り、裏切り、脅迫、掴み合いからの一転攻勢、そして全力の命乞い……全てを終えた後、でたらめちゃんは海鳥に告げてくる。「海鳥さん。私と一緒に、嘘を殺してくれませんか?」海鳥は訳も分からぬまま『嘘殺し』に協力することになり!? 
第17回MF文庫Jライトノベル新人賞〈最優秀賞〉作は奇妙奇天烈! だけど青春ストーリー?
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 726円(本体660円+税)
  • ISBN: 9784046809124

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みんなのレビュー

  • オセロ
    2021/11/25
    泥帽子という人物の力で嘘が実体化するようになった世界を舞台に、ある事件をキッカケに出会った、嘘をつけない海鳥東月と嘘しかつけない嘘が具現化した少女の『でたらめちゃん』が世の中に蔓延る世界を捏造する嘘をつく嘘憑き倒していくSFファンタジー。 デタラメちゃんが東月を仲間にする為の駆け引きや、かつてデタラメちゃんが所持していた泥帽子一派の刺客の嘘活かしとの戦いでの逆転劇は読み応えがありました。
  • よっち
    2021/11/24
    仲良しの同級生・奈良芳乃から突如、鉛筆が盗まれたと相談を受けた海鳥東月。そんな彼女の自宅に現れた謎のネコミミパーカー『でたらめちゃん』に脅迫され、彼女に協力する青春ファンタジー。訳も分からぬまま、謎めいたでたらめちゃんの『嘘殺し』に協力させられる海鳥。そんな彼女たちの秘密を知ってしまう芳乃。ワケありのでたらめちゃんを追う彼女のかつての仲間たちがいて、構図が変わるたびに少女たちの印象も二転三転するやたらとカオスな展開でしたけど、皮肉にもそんな状況で育まれてゆく友情、そして仲間としての絆が印象的な物語でした。
  • まっさん
    2022/01/14
    ★★ MF文庫新人賞最優秀賞受賞作品。 序盤の導入部分は他に類を見ないような程奇抜で魅力的なものであり、ここから物語がどう繰り広げられていくのかワクワクさせられたが、残念ながらやや尻すぼみ感を感じられる読後感だった。 物語の設定はなかなか面白いものであり、日常において飛び交う「嘘」が空気中を漂う存在であり、それを取り込むことによって人間は嘘をつく、又その想いの強い人間が嘘憑きとなる事で「嘘」が具現化し、世界を滅ぼしかねない脅威となる〜という設定はとても魅力的なものであった一方、スケールの大きい話を期→
  • ひぬ
    2022/04/07
    ネタバレあり
    嘘をつけない主人公・海鳥東月の自宅に突如現れた謎の存在「でたらめちゃん」。自身を「嘘」だと説明するでたらめちゃんは、海鳥の体質を治すという名目を掲げ、彼女を「嘘殺し」の戦いに巻き込みます。鉛筆泥棒絡みの一風変わったエピソードで始まり、なぜか異能バトルで幕を閉じる何かと形容し難い一冊。強烈なインパクトの出だしだったからこそ、嘘つき同士の異能バトルに舵を切ったのは少し残念だと感じました。正直ちょっと評価に困りました。
  • TERU
    2021/12/14
    ある日自宅に現れた謎のネコミミパーカー『でたらめちゃん』。彼女は私にこう告げてきた。 「私と一緒に、嘘を殺してくれませんか?」 主人公『海鳥東月』は訳も分からぬまま彼女の『嘘殺し』に協力することになるのだが... でたらめちゃんとは嘘から生まれた嘘の擬人化。海鳥東月とは絶対に嘘がつけない少女。そんな二人が嘘を殺していく現代異能バトルという何だか惹かれる内容。 序盤の掴みがここ最近読んだラノベの中でも頭一つ二つ抜けて強烈で一気に引き込まれ中盤以降から尻窄みに感じました。