サキュバスとニート やらないふたり

発売日 : 2021/11/10
ニートの青年と居候サキュバスが織りなす、怠惰で楽しい毎日!
サキュバス召喚に成功してしまった童貞かつニートの青年・和友。
『淫魔にエロいことをしてほしい』
 そんな直球過ぎる願望を抱いていた和友だったが、現れたのは一切いうこと聞かない凶暴でワガママなジャージ女。 スケベなことには興味ナシなこの駄淫魔は、あまつさえ和友の部屋に住みつき、食う寝る遊ぶを享受するだけの居候と化してしまい……?

「どうにかしてお前に俺の『願い』を叶えさせるからな」
「やれるものならやってみれば~?」
「それまでの間、お前はここに置いておくだけだ。勘違いするなよ」
「お世話になりま~す」

 絶対に淫魔に搾られたい人間、和友。絶対に人間を搾りたくない淫魔、イン子。相反する二人の、奇妙な共同生活は、こうして幕を開けた――


  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 737円(本体670円+税)
  • ISBN: 9784049140347

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みんなのレビュー

  • 星野流人
    2021/11/20
    これめちゃくちゃおもしろかったです。ニートの和友が搾精したがらない落ちこぼれサキュバスのイン子を召喚する話です。ぐうたらで非常識で思考が短絡的かつ暴力的で、けれどそこはかとなく憎めないイン子がとにかく魅力的でした。物語もずっとハイテンションなギャグで突き進みまくり、ありとあらゆる手で笑わせてくる作品でした。その上クライマックスからはシリアス展開もあり、まるでジェットコースターのようなめちゃくちゃな情緒。笑えて泣けて、読み物としてのコスパがハンパないので、続刊めちゃくちゃ希望してます!
  • スズ
    2022/01/29
    『シコルスキ・ジーライフシリーズ』でキレッキレのネタを魅せてくれた有象先生が描く、童貞ニートとヤル気ゼロサキュバスが紡ぐホームコメディ。シコルスキー程パロネタはありませんが、それに頼らずともこの作者さんのギャグセンスが物凄くツボで、是非とも続刊が読みたい作品です。誤魔化そうとする度に麻薬の売人や悪徳商法のヤベー奴とかにジョブチェンジされていく茉依や、老害ーズとのクソすぎる草野球にも爆笑の嵐。基本的にはギャグ中心で、シリアスさも含んでいますが、それを上手に両立させていて作者の腕が素晴らしいなと感じました。
  • のれん
    2021/11/10
    ネタバレあり
    前々作のギャグ作風をかもしながらも、その本質は感動ものど真ん中を打ち出していくスタイル。 あらすじから漂うギャグテンションは全キャラに共通するのに、徐々に湧き出す主人公周りの過去が中盤から決壊し、重すぎるストーリーへと変貌する。 母も息子も、サキュバスも皆純粋で寂しがりなのだ。だから踏み出せず燻っている。 世界は一人が一度見渡して退屈するほど、本当は狭くはない。弱くてちょっと異常な4人を見ると、好きに生きても良いという気になる。 尚一番面白かったのは草野球。異様に詳しい上に暴投まみれなのがリアル感ある。
  • ひぬ
    2021/12/29
    願いを叶えてもらうため、サキュバスを召喚し、成功したニート青年・和友。しかし、彼の目の前に現れたサキュバス・イン子は、彼のいうことを全く聞かない自分勝手なサキュバス。しかも、彼女は和友の家で食べて、寝て、遊ぶだけの居候になってしまいます。中盤まではドタバタ喜劇っぽい展開ですが、終盤で伏線は綺麗に回収され、王道ではありますが、少し爽やかな感じで物語は終わりました。
  • わたー
    2021/11/11
    ★★★★★電撃文庫が誇る風雲児、有象利路による新シリーズ。ヒキニートの主人公が搾精されて死ぬためにサキュバスを召喚するも、現れたのはジャージ姿で煎餅かじり、淫語を見ると卒倒するようなサキュバス失格なイン子さんだったことから始まるコメディ。シコルスキから下ネタとKADOKAWAへの憎悪を削って「暴力」を煮詰めたような作品だったため、前者がないことに一抹の寂しさを覚えたものの、ドタバタコメディとして作品のまとまりは高かったように思う。傍若無人ながらどこか憎めないイン子さんのキャラも強烈で好み。