大正着物鬼譚 花街の困り事、承ります

発売日 : 2021/10/15
着物好きだが極度の音痴!? 残念な見習い芸者の、置屋謎解きミステリー!
義母が強いる縁談に嫌気が差し、実家を飛び出した呉服屋の娘・瑛子。
浅草をさ迷っていると、ひょんなことから美しい京友禅を羽織った不思議な青年・冬真と出会う。

下町の箱屋で働く冬真の紹介で向島へ向かうと、そこは華やかな芸者やその見習いの半玉が身を置く置屋『鬼乃屋』。瑛子は女将の勧めで、半玉の見習い「仕込み」として住み込むことになった。
するとそこへ「鬼が現れた!」と番頭が持ち込む騒動に巻き込まれてしまい――!?

持ち前の着物愛と極度な音痴で挑む、下町謎解きミステリー!
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 726円(本体660円+税)
  • ISBN: 9784040742809

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みんなのレビュー

  • よっしー
    2023/05/03
    タイトルが気になったので手に取りました。望まぬ結婚を強いられた主人公が逃げ出し、花街で生活を送ることとなり、そこで持ち込まれた厄介事を解決していくというお話。事件としては面白かったのですが、よく分からぬままに恋愛が進んでいたり、家族の事が宙ぶらりんのままだったり…。スッキリとはいかない読了でした。
  • かなで
    2021/12/14
    ネタバレあり
    継母に厄介払いのような結婚を強いられそうになった瑛子は家出をし、浅草に来ていた。そこで、見事な着物を着こなす男性を追いかけたら、スリに巻き込まれ、なんだかんだと置き屋に住むことになった(置き屋は芸者見習いを置くお家)。ただし、置き屋に持ち込まれる厄介事を解決したら、という条件がついた。着物を着た男性─冬真とともに、実家が呉服屋で、美しい着物が大好きな瑛子は、芸者の着物でもその知識を活かし、謎を解くというお話。→全体的に話が中途で終わってるので続編ありき?話は深くはないけれどさらっと読めて面白くはあった。
  • 虚と紅羽
    2022/04/10
    呉服屋の娘が望まぬ結婚をさせられそうになり出奔。行く宛てもなく成り行きで花街に。 大前提として花街である必要性、呉服屋の娘で着物知識が深い設定の必要性がない。どうしてもその設定が必要だという理由もない。ヒーローに拾われる展開からそれこそ街の呉服屋で、って流れで十分であるのに何故花街?ヒロインの設定と舞台設定が上手く結びつかない。 そして全体的に中途半端。ヒーローの能力もわざわざ神聖なものにする必要があるのかとか。結局物取りはどうなったとか。番頭?もどこいったとか。この作品は何処に焦点を当てているんだろう。
  • 夏月
    2022/08/03
    面白いんだけど、ツメの甘さも感じる。最後の章は、謎解きほったらかしだし、ちょっと都合良すぎじゃね、だし。瑛子と冬真の関係、瑛子の成長に焦点を当てれば、この先も読みたいなぁ、とは思う
  • へいぞー
    2022/03/19
    ネタバレあり
    表紙の感じから期待はしていなかったのに、想像以上に面白かったです。着物の知識が全くないのて、読んでいて勉強にもなりました。1話の花ちゃんが、気持ちが理解出来るだけに不憫でした。これも勉強だと思って前に進めると良いなと思います。続編が出たら読みたいと思います。