ぼんくら陰陽師の鬼嫁 七

発売日 : 2021/08/12
芹が呪いを受けていた!? 原因を除くため、形代の式神・青竜が目覚める。
“北御門”が呪詛で狙われた廃遊園地の一件を切り抜け、大学でも新年度を迎えるころ――ところが芹は、どうにも体調が優れない。
 その様子に呪いの兆候を感じた皇臥は、芹に北御門への呪詛が効かなかったのは、すでに彼女が別の呪いを受けていたからだという可能性に思い至る。皇臥は事態を重く見て、災いを受け流す役割を持った式神・青竜を呼び覚ますのだが……なんとその姿は、若い頃の皇臥そっくりで!?
 呪いも旦那も増殖中? 受難の仮嫁とぼんくら旦那は、呪いの源に迫れるか!?
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 726円(本体660円+税)
  • ISBN: 9784040740928

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みんなのレビュー

  • 夜間飛行
    2021/09/09
    ぼんくら陰陽師が最も苦手とする呪詛に、(次兄との軋み合いはあるが)北御門ファミリーで対抗する展開にわくわくした。昔いた内弟子も含めた子供たちの名が柱に刻まれているのを芹が見る場面は特に印象的で、読者である私まで感傷的な気分に誘われたが、それと共に嫁・芹への呪詛を知ったぼんくら夫の《血が凍る》思いもすっと胸に入る。嫁のためメンツを捨て土下座する夫・皇臥は、ぼんくらであっても格好よい。ひねくれ者の次兄・貴緒も魅力あるキャラだ。にしても貴緒の呪詛返しはひどく簡単で、そのために土下座までした皇臥が可哀想になった。
  • 合縁奇縁
    2023/09/24
    ネタバレあり
    『芹が呪いを受けていた!? 原因を除くため、形代の式神・青竜が目覚める。』廃遊園地の一件を切り抜け、大学でも新年度を迎える芹――ところがどうにも体調が優れない。その様子を見た皇臥は、芹に呪詛が効いていなかったことから、元々別件で呪いを受けていたという可能性に思い至り…!?皇臥は事態を重く見て、災いを受け流す役割を持った式神・青竜を呼び覚ます。呪いも旦那も増殖中? 受難の仮嫁とぼんくら旦那は、呪いの源に迫れるか!?退魔お仕事物語シリーズ第7弾!北御門家に戻って、皇臥、史緒佳、式神たちとの絡み復活。ほのぼの
  • よっち
    2021/08/10
    北御門が呪詛で狙われた廃遊園地の一件を切り抜け、大学でも新年度を迎える頃。どうにも体調が優れない芹。その様子に呪いの兆候を感じた皇臥は、原因を除くため形代の式神・青竜を目覚めさせる第七弾。災いを受け流す役割を持った若い頃の皇臥そっくりな式神・青竜。しかし相変わらずなかなか状況は回復しないまま一同が頭を悩ませる中、思わぬところから発覚するその真相。北御門家の何ともめんどうな人間関係には苦笑いでしたけど、まさかそんなところに今回の伏線があったとは…思ってもみないところに繋がってちょっとびっくりさせられました。
  • るぴん
    2021/08/18
    皇臥に瓜二つな式神・青竜登場。表紙のイメージから、青竜が皇臥の姿で一波乱起こすのかと勝手に想像したけれど全然そんなことはなく、芹にかけられた呪いの話がメインだった。今回の話は1巻の頃からの出来事が伏線になっていて、思わず「おぉ‼︎」と唸った。そんな繋がりがあったのかー!と判明するのは面白い。黒幕っぽい存在も身近にいたのね…。息子達を叱るお義母さんが凛々しくて好き。芹のお父さん、北御門にかけられた呪い、黒幕の目的…まだまだ謎はたくさんあるなぁ。
  • よっしー
    2023/04/23
    芹が悩まされる不調をきっかけに、大事へと発展していくお話。何だかんだと言われながらも北神門家の面々に大切にされているんだなということが伝わってきました。特にツンデレ過ぎる義母とのやり取りが素敵ですね。こんな嫁姑関係…羨ましいです!!皇臥と兄のやり取りも確執はあるようですが、どことなく微笑ましかったです。新たな式神も登場して、ますます賑やかになりそうな反面、不穏な気配も残っていて…。続編、期待しています!!