お隣さんは小さな魔法使い

発売日 : 2021/08/25
あなたのもとにも、優しい魔法使いが助けにきてくれるかもしれない--。
冴えない大学生・保科優一の住むおんぼろアパートの隣室に、母親と引っ越してきた美しい少女・シャルロット。
 「魔法使い見習い」を名乗る彼女は、試験をパスするため、困っている人を助けて“銀色のリボン”を三つ集めなければならないという。なぜか優一はシャルロットの使い魔としてそれを手伝うことに――。
 大きな後悔。忘れられない悲しみ。誰にも言えない誰かのSOSに、そっと気づいて救ってくれる可愛い魔法使い。気づけば涙があふれだす感動の物語が、ここだけで読める書き下ろしを収録して文庫化。

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みんなのレビュー

  • よっち
    2021/08/25
    無気力な生活を続ける大学生・優一の隣室に引っ越してきた、魔法使い見習いの少女・シャルロット。そんな彼女が魔法使いになるための試練を手伝うことになる物語。困っている人の手助けをすることで3つの銀色のリボンを集める試練。おばあちゃんの庭の手入れ、先輩が気になる同級生の手助けや主を失った猫など、気ままな彼女の言動に振り回される中で少しずつ変化してゆく優一のありようと、明らかになってゆく彼が無気力だった理由。背中を押してくれた魔法使いのこれまでの積み重ねはきちんと効いていて、少し不思議で心温まる素敵な物語でした。
  • coco夏ko10角
    2022/06/23
    大学生の優一が暮らすアパートの隣室に魔法使い見習いを自称する美少女シャルロットが引っ越してきて…。シャルロットちゃんかわいい。三本目のリボンそうだったのか。『魔法使いのハーブティー』とリンク。
  • ベローチェのひととき
    2021/10/13
    新聞の新刊紹介を見ていて読みたいなと思ってネット購入した本。主人公である冴えない大学生の保科が住んでいるボロアパートの隣に魔法使い見習いを名乗る美少女が越してくる。ひょんなことから保科が美少女シャルロットの使い魔として行動することになる。シャルロットの天真爛漫な行動や言動がとても癒しになった。付録的なショートストーリーも良かったと思う。
  • 栗山いなり
    2021/09/26
    小さな魔法使い見習いの使い魔にさせられた大学生が魔法使いの試験を手伝うことになる事から始まる物語。読み終えてから改めて振り返ってみると、あの序盤が違った形を見せてくれるのが面白い。この物語は小さな魔法使いが小さな救済を与える物語ではないかと思う
  • siro
    2025/06/27
    ★★★★☆/著者の別作品とは違って、ちゃんとほんわかできた。主人公の問題は焦らされる割にあっさり解決したけど、このさわりだけ描写する感じは作風とマッチしていて逆に良い。そう、心を温めたいのなら、うるさいぐらいに幸せがあっていいのだよ。変な尖りがなくて王道で、癒しを求めている人ならば間違い無しの一作だと思います。(……だけど、かなり普通。味はとても薄かった。ライト文芸だから受け入れられる感じの話。でもそうだね、首吊りのロープが助けを求めていることの証左という解釈は、とても好き。確かな救いがある本でした。)