Missing 7 合わせ鏡の物語

発売日 : 2021/08/25
終わらない《合わせ鏡の悪夢》、その真実とは。伝奇ホラーの超傑作第7弾!
連続失踪事件の元凶と思われる『連作・鏡の中の七不思議』の作者・八純啓が死んだ。
そして、行方不明となっていた赤名裕子と大木奈々美の帰還により、事件は全て解決した――かのように思えた。
しかし、悪夢は終わらない。再び戻ってきた『連作』、鏡面から現れる手、増える変死体。事件を終わらせまいとする存在の正体と目的とは?
文芸部の面々は、合わせ鏡の物語の真実に迫る――。 
鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第7弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。

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みんなのレビュー

  • 芙蓉
    2021/09/03
    ネタバレあり
    電撃文庫版既読。そして悪夢の一夜がくる。深夜2時に合わせ鏡をして映る者は―。水内範子の八純への愛情からくる暴走。空目を守り切れないと知った番犬の俊也。稜子の記憶の底に沈んだ幼い姉聡子。鏡にうつったものはこちらの世界の虚像ではなくあちら側の世界なのだと。怪異に対して無力である俊也のとった力業での解決法あちら側からくる人間のなりそこないたちの出口になる合わせ鏡を叩き割る。なりそこないの菜々美の最期の台詞が切ない
  • 白火
    2021/08/26
    待ってました合わせ鏡完結編もとい下巻!初っ端から書き換わってる、芳賀が読んでる資料が元の紙束じゃなくて情報端末になってるのがあー現代ナイズだな感。クライマックスの合わせ鏡の狂乱もやばさが増してる気がする…俊也の視点で細々書き足されてる。肉塊の描写とか細かくなってるぅ…。書き下ろしは詠子と神野の話。この二人のやり取りやっぱり癖になりますね。さて次は生贄の物語、お待ちしております。
  • さーさん
    2021/09/10
    ネタバレあり
    シリーズ7巻。折り返し地点。八純先輩と同じ世界を視るために自らの片目に鏡の破片を詰め込む後輩・範子。多数の神隠し被害が出たことで機関の“処理”措置目前、空目たちは被害者を取り戻すべく夜の学校に集まり、魔女と対峙する。もう範子の片目えぐりには怖気が走る。俊也は無力を噛みしめ、凌子は“もう一人の姉”を思い出す。舞台は次のステージへ。徐々に怪異の規模が大きくなり、みながそれぞれ追い詰められていっている感じ。空目以外の怪異に対する無力が際立った巻だった。表紙の女の子はあやめ?
  • きみー
    2021/08/28
    ネタバレあり
    昔読んだ時から「合わせ鏡」は一番好きな話です。上巻の文化祭と怪異、新たな怪異を見る先輩の存在など恐ろしさを抱えつつもそこまで怖くない雰囲気から一点、下巻はただひたすらに翻弄されます。シリーズの謎が動き出して、この先どうなるのか、どこまで読んだか全く覚えていないので、ただひたすらに続刊が出ることを祈ります。
  • 灰猫
    2021/08/27
    ネタバレあり
    電撃版からの再読。 最初に魔女と魔人の話が加筆されているのがいい。雪の女王の話のようだ。断章のグリムの方をおもいだす。 魔女の動きも本格化し、グロテスク割り増しで白い人もどきやら、綺麗に切断された範子の死体やら、色々ある。 綾子の姉の記憶も絡んできているようだ。旧作と比較して感じが新しくなった気もする。魔人と空目の会話で、神野の本質が語られる。魔女の望みはかなり強いようだ。たしかみんな仲良くだったはず。悪意のない純粋な善意は狂気にちかい感じだろうか。