銀座琥珀屋雑貨店 神様と縁結び
発売日 :
2021/08/24
訳あり少女と孤独な神様が紡ぐ、切なくも温かい「恋」と「縁」の物語。
時は大正。わけあって東京に逃げるように出てきた18歳の弓子(ゆみこ)は、自立した女性に憧れて張り切って仕事を探すも、門前払い続き。
そんな折、銀座の裏路地の小さな欧風雑貨店の求人を見つける。
ガラス小物などが所狭しと詰め込まれた、宝石箱のようなその店――琥珀屋雑貨店は、美しいが傲岸な店員・間 靖之(はざま・やすゆき)と、彼にかしずく店主の秋成伊三郎(あきなり・いさぶろう)という妙な男性2人が営んでいた。
商品に“縁結び”の力が宿るという不思議なこの店で働く中で、弓子は「縁」をめぐる不思議な事件に出会い、大切な想いを知っていくことに……。
孤独な神様と訳あり少女。一生ものの、運命の恋と縁の物語。
切なくも温かい、大正お仕事ファンタジー!
そんな折、銀座の裏路地の小さな欧風雑貨店の求人を見つける。
ガラス小物などが所狭しと詰め込まれた、宝石箱のようなその店――琥珀屋雑貨店は、美しいが傲岸な店員・間 靖之(はざま・やすゆき)と、彼にかしずく店主の秋成伊三郎(あきなり・いさぶろう)という妙な男性2人が営んでいた。
商品に“縁結び”の力が宿るという不思議なこの店で働く中で、弓子は「縁」をめぐる不思議な事件に出会い、大切な想いを知っていくことに……。
孤独な神様と訳あり少女。一生ものの、運命の恋と縁の物語。
切なくも温かい、大正お仕事ファンタジー!
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 748円(本体680円+税)
- ISBN: 9784041116401
角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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はつばあば2022/08/1842大正時代が背景。神様も今の時代のように人の金儲けの生贄ではなく、神として奉ってもらわねば消えゆく妖と同じような存在だった。東北の田舎から兄を頼って出てきた弓子。銀座の裏路地の小さな欧風雑貨店で仕事をさせてもらうことになったが従業員が神様で経営者が狐様。そこにちょこちょこ来る疫病神のさきさん。統一教会などという外来種宗教を論じるつもりはない。日本には昔から八百万の神がいらっしゃる。ついでに妖も(^_^;)。日々感謝を込めて生きていれば神も消えゆくことはなかろう。それにしても自然も少なくなり人も荒れてきたなぁ
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よっち2021/10/2737時は大正。兄を頼って東京に出てきた18歳の貝原弓子は、自立した女性に憧れて張り切って仕事を探すも門前払い続き。そんな折、銀座の裏路地にある小さな欧風雑貨店の求人を見つけるお仕事ファンタジー。宝石箱のような商品に縁結びの力が宿る不思議な琥珀屋雑貨店で働く、美しいけれど傲岸な店員・間と彼にかしずく店主の秋成。兄や女学生の結婚話、生まれの違う子供たちの絆といった大切な想いを知ってゆく弓子。過去に絡んだ因縁もあったりしましたけど、いつの間にかお互いかけがえのない存在になっていた間との交流がなかなか良かったですね。
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ダージリン2021/09/0633ネタバレあり大正時代が舞台、ガラス小物を扱う雑貨店には主従が逆転したかのような店員と店主がいて、いわくあり気な存在感を醸し出していて良かったです!前作で100年前に川の神様を振ったと言われていた貝原弓子がヒロイン♪とても引き込まれる物語りでした。
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かなで2021/11/0226ネタバレあり時は大正。東北にある実家をとある理由で東京へ逃げてきた弓子。夢は百貨店に勤めることだったが、まだまだ女の立場は弱い。そんな中、路地裏にある琥珀屋という雑貨屋で、店長の秋成に出会う。一月お試しということで、立場が良くわからない間という男性とともに、雑貨屋で勤めていくこととなる。→全体的には面白かった。貝原家が川の神様に魅入られる生贄の家だってことも、弓子がそれから逃げてきたのに、また屋敷神夜鳴彦(間の正体)に関わってしまう果てに惹かれたのも縁だったのかな。個人的には秋成と錦木姫の話がもう少し知りたい。
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よっしー2024/09/2724タイトルと表紙絵にひかれて手に取りました。神様とお狐様が営む雑貨屋さんて働く事になった弓子。神様の間様、狐の秋成、どちらも個性豊かで素直でない所とかも多く…一緒に働くと日々楽しそうと思いました。ただ、神様というだけあって信仰の問題も出てきたり…。にしても、田舎で川の神様から求婚されて都会に逃げてきたのに、こちらでも神様と縁があるとは…凄い子なのかもとも感じてしまいました。
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