僕がきみと出会って恋をする確率
発売日 :
2021/07/21
君と出会えた奇跡を、永遠に忘れない。たとえ君が人殺しだとしても。
幼い頃に両親をなくしずっと孤独に生きてきた久遠。憂鬱な高1のある日、見知らぬ女の子いのりから告白される。
「君は私の運命の人です」
強引ないのりに押し切られるように始まった関係は、やがてモノクロだった久遠の日常を鮮やかに変えていく。
天真爛漫で、宇宙と量子力学と天体観測に夢中で、運命を強く信じているいのり。時折見せる陰に戸惑いながらも、彼女を好きになっていることに気づいた夏――。
いのりは殺人事件を起こして、久遠の前から姿を消してしまう。
運命の人に出会える確率は、0.0000034%--。
切なすぎる衝撃のラストに、号泣必至の純愛ラブストーリー。
「君は私の運命の人です」
強引ないのりに押し切られるように始まった関係は、やがてモノクロだった久遠の日常を鮮やかに変えていく。
天真爛漫で、宇宙と量子力学と天体観測に夢中で、運命を強く信じているいのり。時折見せる陰に戸惑いながらも、彼女を好きになっていることに気づいた夏――。
いのりは殺人事件を起こして、久遠の前から姿を消してしまう。
運命の人に出会える確率は、0.0000034%--。
切なすぎる衝撃のラストに、号泣必至の純愛ラブストーリー。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 715円(本体650円+税)
- ISBN: 9784049139624
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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かっぱ2021/08/0711幼くして両親を亡くし孤独だった少年がとある少女に告白されるところから始まる物語。自由奔放に接してくるいのりのことを最初こそ煩わしく感じる久遠だけど、彼女に少しずつ心を開いていく過程が丁寧に描かれていて青春モノとしてもいい。けれど、物語中盤で彼女は"人殺し"の容疑をかけられて舞台からその姿を消してしまう。これは宇宙の物語であり、量子力学の話でもある。いのりがいたから独りぼっちだった久遠は宇宙部に入ったし、その中で居場所を見つけた。あまりにも過酷で残忍な物語に好き嫌いは出るだろうけど読後の余韻が味わい深い一冊
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栗山いなり2021/08/083正直言うとSF展開があるかなぁと勝手に想像してたけどそんな展開は一切無くて、サスペンス要素のある青春恋愛劇だったという印象
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siro2025/04/121★★★★☆/色々とツッコミどころはあるのだが、量子力学論やシュレディンガーの猫などの事柄を人生に絡めてくる部分が個人的にはとても気に入り、結果的にはかなり面白く感じられた。まず前提として、今作は中々に攻撃的な内容というか、序盤から暗い話が立て続けに展開されていく。その尤もな例となるのが、「殺人」だろう。今作に登場してくるキャラは皆すべて、殺人という言葉に特別な意味を持っている。一人は殺人衝動を抱き、また一人は過去に人を殺していると語ったり、おまけにはあらすじの通り、ヒロインが殺人を犯したとなる。そして後半
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✡奈々✡2023/12/211主人公 久遠のネガティブな性格と、ヒロイン いのりの強引な性格で好き嫌いが分かれそうかなと思いました。 宇宙の話や量子学が絡みますが、分かりやすくて混乱せずに読めました。 ただ、後半に滅茶苦茶出来事が詰め込まれていて、私個人としては置いてきぼりをくらいながら読んでいる感覚でした。 でも、彼らにこの先、これ以上の哀しい出来事が起きないように……と祈り、応援したくなる内容でした。
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でる2022/11/061ネタバレあり久遠の前に、突然現れたいのり。天真爛漫ないのりに振り回されながらも、少しずつ惹かれていく久遠。しかし、突然いのりが殺人事件の容疑者として、失踪してしまう。最終的にはいのりと久遠は再開をして、これからのことを確認し合うが、ラストが…。
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