平安後宮の薄紅姫 3 恋する女房と物語の縁

発売日 : 2021/06/15
許嫁が物語を全否定!? 恋と書物の相談に薄紅は……?
 怪異や難事件の駆け込み寺・薄紅(うすくれない)の姫。昼の姿である末席の女房として、中宮(ちゅうぐう)崩御のあとは、その娘である内親王付きの女房となっていた。
 その一方で、夜の姿である薄紅の元には、晴明の孫・奉親(ともちか)が入り浸っている。さらに彼の紹介で、日中の同僚である右近(うこん)まで相談に現れてしまう。正体を隠している薄紅だが、書物と恋にまつわる右近の悩みを放っておけず心を砕く。
 その相談をきっかけに、薄紅は実兄から自分の婚約話に言及されるはめに。読書と友人の恋がかかった「婚約」という危機に薄紅は……?
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 726円(本体660円+税)
  • ISBN: 9784040740898

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みんなのレビュー

  • 真理そら
    2022/01/22
    「大鏡」を読み返したくなった。最初から薄紅姫の正体は読者にはバレバレなのだが、きちんと答え合わせをしてくれたのは親切だ。これで完結。
  • 坂城 弥生
    2023/04/06
    (多分)シリーズ最終巻。めでたしめでたしの物語でした。
  • お涼
    2023/01/21
    ネタバレあり
    シリーズ3作目。陰陽師でも解けない謎を解く薄紅の姫。同僚の右近の悩みが、「お慕いしている相手が物語を嫌っている」ということを知り奔走する。なぜ本を読むのか、本を読む楽しみ、本から繋がる人との縁など、本を読む人には刺さる言葉がたくさん詰め込まれている。なんだか急激に話が進んでいくなと思ったらこの巻で完結だった。さみしい。もう少し続きを読みたかったな。薄紅の姫の正体はまったく考えてなかったけど、納得。そしてなぜかわからないけど嬉しかった。
  • よっしー
    2022/05/31
    分かる人には分かったのでしょうが…薄紅姫の正体が種明かしをされてやっと分かりました。よくよく考えたら、源氏物語はかなり読み込んだ(漫画から入ったのもある)けれど、それ以外の平安文学は学校の授業程度の知識しかないですね。これを機に手を出してみようかな。右近の恋愛が紆余曲折ありながらも綺麗に落ち着いて良かったです。ただ、今回は奉親の見せ場があまり無かったように感じて…そこが少し残念でした。
  • coco夏ko10角
    2021/10/20
    第3弾。同僚・右近の縁談がうまくいくようにと頑張る薄紅だったが…。終盤みんなが幸せになっていくのが嬉しいのと同時に終わってしまうのが寂しくて。シリーズもうちょっと読みたかったなぁ。あと大鏡に興味出た。