涙雨の季節に蒐集家は、

発売日 : 2021/06/15
旭川で、遺品整理士見習いと涙コレクタ ーが贈る、新感覚謎解き物語!
雨宮青音(あまみや あおと)は、大学を休学し、故郷の札幌で自分探し中。
そんなとき、旭川に住む叔父の訃報が届く。
そこは幼い頃、悪魔のような美貌の人物の殺人らしき現場を見たトラウマの町だった。
葬送の際、遺品整理士だという望春(みはる)と出会い、青音は驚く。
それはまさに記憶の中の人物だった。
翌日の晩、伯父の家で侵入者に襲われた青音は、
その人に救われ、奇妙な取引を持ち掛けられて……。
遺品整理士見習いと涙コレクターが贈る、新感覚謎解き物語!

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みんなのレビュー

  • 黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
    2021/06/21
    ネタバレあり
    〝櫻子さんの足下には死体が埋まっている〟著者・太田先生の最新作!北海道・旭川にて生まれる新たな物語。櫻子さんは骨なのに対して今度は涙コレクターが登場。自分探し中の末に遺品整理見習いとなった青音が人の死と向き合い何を得るのか。青音のトラウマの原因となった紫苑が色々と謎が多いキャラで青音に協力的だけど興味があるのは彼の流す涙のみ?涙に対する執着がすごいようで、なんだか本当に悪魔なのではと疑ってしまう。故人への怒りも後悔も切なさ渦巻く現場で、死者と生者の蟠りを解いていくお話がとても胸に刺さりました。
  • 真理そら
    2024/06/25
    美しい物語だけれど謎だらけで終わったね、と思ってたらシリーズ物の一作目だった。涙腺弱すぎ男子大学生が若干鬱陶しい気がしないでもないけど「遺品整理士」というお仕事が興味深くしかも自分の身辺整理の参考にもなるので引き続き読んでみよう。
  • 芳樹
    2021/06/18
    「遺品整理士」という立場から、人の”死”と死者の残した”遺品”に向き合うことによって、”家族”とは一体どういうものなのか、そのあり方を問う作品なのではないかと思いました。主人公の大学生・青音がとても繊細で感受性が強いので、彼の感情の動きの激しさに自分も一緒に揺さぶられ、心の中の何かがガリガリ削られるように感じてしまいました。『櫻子さん』と同じ旭川が舞台の作品で、今回はまさに序章。タイトルにある『蒐集家』も謎に富んだ人物であり、今後物語がどう展開されていくのか予想できません。期待の新シリーズです。
  • はつばあば
    2023/08/12
    幼い頃、大好きだった叔父と自分を引き離した悪魔。その悪魔と同じ顔をした人物が叔父の葬送の際、遺品整理士だという望春。老いた頭では葬儀屋と遺品整理を仕事とする望春と双子の紫苑、その紫苑が何故雨宮青音の涙を収集するのかわからん(-_-;)。それほど綺麗な涙って・・と。最初は葬儀屋さんの話なら私もお世話にならんなんから勉強になると読んでいたのですが小骨が喉に刺さった状態で・・。 「物は身体の一部であり心の一部」となう~ん。青音の引き籠りが、このミュゲ葬儀屋さんでアルバイトすることによりどんな展開になって行くのか
  • うまる
    2021/07/12
    遺品整理から謎解く家族の物語と主人公の自分探し。まだまだ序盤で、続きがある事が前提の1冊目という感じだから何とも評価し辛いです。良く言えば続きが気になる、悪く言えば商業的。著者を知っている人なら、今後続きが出てうまく物語を繋いでいくんだろうと期待が持てると思いますが、お初の方はあまりにもメインストーリーの謎が解明されていなくて中途半端に感じるのではないかなと思います。各話の謎もちょっと薄いし、他に葬儀の話を読んだ事がある人だと、目新しい所もないでしょう。後、また鬱々とした陰キャが主人公かぁと思いました。